見出し画像

優しい語り手


美しい装丁

オルガ・トカルチュク
「星座小説」とも呼ばれる独特の書き方で、リアルと幻想
現実と伝説のあいだを自由に行き来します。
作者に感動や驚きを与えるとともに、中欧の歴史や文化について
深く考えさせられるものです。
2018年度ノーベル文学賞受賞。

わたしがヘタに感想文を書くよりも
カバーや帯に記載された文章を載せましょう

”たえざる流浪、破局、全体主義を経験しながら
西欧の周縁で菌糸体のような独自の生育をとげた中欧文学の魅力とは。”

”細分化していく世界を「星座」的な形式で再構築する、新たな文学の可能性がここに開かれる”

”優しさは、関係するすべてに人格を与えます。
優しさは、愛の最も慎ましい形です。人を罪にも嫉妬にも導きません。
優しさは、自発的で無欲です。他者を深く受け入れることです。
優しさは、わたしたちの間にある結びつきや類似点、
同一性に気づかせてくれます。

文学は 自分以外の存在への、
まさに優しさの上に建てられています。”

勉強が苦手なわたしでも、
するすると入ってくる、そんな文章です。

大切にしたい本。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?