マッチングアプリで新しい感情を覚えた話
実は、年末からマッチングアプリを利用している。
始めた理由は、まわりにマッチングアプリで付き合った人がいたこと、マッチングアプリをやる人は、いったいどんなひとがいるんだろうという好奇心から。
あとは、単純に異性との出会いの母数を増やさないと、さすがにやばいかもという、29歳アラサー独身彼氏なしのちょっとした焦りから(笑)
年末に登録した初めてのマッチングアプリは、業界最大手といわれている登録者数もとても多いアプリ。しかし、彼氏と別れたばかりだったのもあり、すぐに彼氏がほしいわけでもなく、ただ異性との接触回数を増やしたいという気持ちで始めたので、ここで彼氏候補を探すつもりにはなれなかった。
まずは1か月限定で登録してみたのだが、ありがたいことにたくさんのいいねをもらうことができた。
初めてだったのでマッチングのハードルも低くしてしまったこともあり、マッチングが多すぎていろんな方とのやりとりが億劫になってしまい、積極的に行動することはできなかった。(チャラ男くんも複数名いらっしゃいました)
頑張って、人柄がよさそうな方と一度お会いしてみたのだが、楽しくランチして、その後何回かやりとりをして終了。
また、もう一人LINEを教えてほしいと言われ、会う前にLINE交換をした人がいたのだが、たいしたやりとりもしていなければ、会ってもいないのに「shiroとは価値観が本当合うわ!(関西弁)」となかなかテンションが合わないと思うことが多く、しまいには写真を送ってほしいと言われ、ブロックしてしまった。会う前にLINE交換はよく考えたほうがいいなと反省。
そこで、こちらのアプリは1か月限定と決めていたので、1月31日に予定通り退会。
ここでの反省を活かすために、別のアプリを2月1日に登録(笑)
このアプリでは、自己紹介文も丁寧に記載し、写真も、盛れているけれど、加工しすぎない自然体な写真を載せてリベンジしてみた。
そしたら、ありがたいことにこちらもたくさんのいいねをもらうことができた。始めて2週間くらい経つころ、気づいたら400いいねを超えてた。謝謝。
まともな人と知り合えたらいいなと思い、1か月限定で有料登録してみたりもした。
そして、始めて間もなく、自己紹介文も好感が持てるさわやか好青年、高身長の方(ここでは❝さわやか君❞と呼ぶことにする)とマッチングして、ここ最近までアプリ上で毎日やりとりをしていた。
レスポンスもきちんとしているし、気が合いそうだなと思っていたのだが、なかなかさわやか君から「会いませんか」の一言が来ない。
まじめそうだし、慎重派なのかなーと、このときはとくに気にしていなかった。
そして、アプリのメッセージのやりとり、そろそろもうよくない?と思った私は、こちらからランチのお誘いをし、日程まで決めていた。
さわやか君も、お店探しておきますね!と、乗り気なのかなと思っていた。
そして、日程を決めたあたりから、返信の数も1日何回かあったけれど、1日1回くらいのやりとりになっていた。
さわやか君もいいねの数多い人だったし、仕事も忙しいんだろうなーと気にしていなかった。
会う日程も決まっていたし、男の人とデートだから、何着ようかな~とかちょっと楽しみにしていた。
そしたら先日、さわやか君からメッセージが来た。
「shiroさんに言わなければいけないことがあります。実は、気になる人ができたので、しろさんと連絡とるのをやめます。一方的でごめんなさい。」
おぉ。
なるほど。
良いご縁があったのね。それはよかった。
だけど、ちょっと複雑。なんだろこの感情~???
まだ会ったこともなければ、声も聞いたこともない。アプリでのメッセージのやりとりのみ。ただ、ランチする日程を決めていただけ。
だけど、会う前に、何も始まっていないのに、フラれてしまった。
しかも、めちゃくちゃ丁寧に。
アプリだから、レスポンスなしに、「あなたとはもうこの先会ったりすることはないですよ」って空気をにおわせてくれてもよかったのに。そしたらこちらもその空気を読み取りましたけども。
さわやか君、めちゃくちゃ紳士じゃないか。
わざわざ丁寧に断る理由を伝えてくれて、会ったこともない私に、めちゃくちゃ律儀。超好感持てる。
だけど残念ながら、さよなら。
今思えば、私がアプリを始めて間もなくさわやか君とマッチングした頃には、実はさわやか君の本命候補がいて(アプリorリアルどちらか)、だから私とのやりとりはちゃんとするのに、デートの日程を提案してこなかったのかな~とか、私はもともと2番手以下でのマッチング相手だったのかな~とか、ふとそんなことを考えてしまった。
会ったことも声を聴いたこともない人にマッチング後にいきなりフラれるって、アプリあるあるなのかな。
ショックでもなく、なんだろう、言葉にするのが難しいのだけど、さわやか君、良い人を見つけたのね、よかったよ、頑張ってね!と送り出したくなるような、新しい感情を覚えた。
ちゃんとそのメッセージには、「いいご縁があったのですね。その方とうまくいきますように。わざわざご連絡ありがとうございます。」と大人な対応をしてみた。
そして、さわやか君からの既読を確認する前に、そのメッセージを送信した直後にブロック(笑)
そしてすでに、さわやか君の顔を思い出せない自分がいる。
あぁ、なんだろう。
不思議な感情。
また新しい感情と出会えるかも、という淡い期待はしないけれど、マッチングアプリ日記はもう少し続きそうだ。
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