資生堂でメイク教わってきた
皆さんは資生堂銀座本店で行われているパーソナルビューティーセッションをご存知でしょうか。
このパーソナルビューティーレッスンは、資生堂のビューティーカウンセラーさんによる個室での美容に関するレッスンを受けられるものです。
実はこのレッスン、予約がなかなか取れないほど人気なのです。
かく言うしろみさんも、初めて知った時から3年目にしてやっと予約が取れました。
この記事は、化粧に対して成功体験をしたことがない人に届いてほしいと思って書きました。
しろみさんのスペック
下記を読んでもらえれば、如何にしろみさんのメイク偏差値が低いかが分かる。たぶん、近しい人はいると思う。
メイクに対する思い
・人間社会に溶け込めるよう必要最低限塗ってあれば良いだろう。
・そもそも、何から手をつけたらいいのか分からない。
・メイクのやり方は、大学生の時にドラッグストアのコスメカウンターの人に教えてもらった必要最低限の方法しか分からない。
・雑誌のやり方を真似てみても、これが正解なのか分からない。
・え?これは厚化粧なの?それとも薄いの??
・デパートのコスメカウンターで「安い化粧品使ってらっしゃるんで、色乗らないんですよ。」と冷たく言われたことがトラウマ。
・プチプラ化粧品といえど1つ2,000円超えたら、たくさん買えない。だって、それで美味しいランチ2回行けてしまう。
普段のメイクの方法
メイクの所要時間は15分。
使用コスメは全てドラッグストアで購入。
BBクリーム/パウダーファンデーション/アイライナー/マスカラ/アイシャドウ/眉ペンシル/眉マスカラ/チーク
塗り方は、手or付属のスポンジやチップ。筆?なにそれ?
まつげエクステ・パーマなし。カラコンもなし。
顔は平たい顔で奥二重。
今回受けたレッスンは、
『ゴールデンバランス&パーソナルカラーメイクアップレッスン』を受けました。これは、フルメイクレッスンと似合う色を教えてくれるコース。
レッスン時間は120分+問診20分で、22,000円(税込)。
パッと見は高く感じるかもしれん。でも、先に言っておく。
デパコスの販売店を怖いと感じている人ほど行ってほしい。
絶対、後悔しないし、めちゃくちゃ良心的価格。
情報量の多さ、手技の獲得、自分の悩みに対する解決方法、今の自分のメイクの仕方をベースに考えてくれる内容。それに加えて、似合う色や色の使い方も教えてくれる。しかも、メイク初心者ド素人を受け止めてくれるカウンセラーさんの懐の深さ。銀座にあるということが高いハードルに感じるかもしれないけど、この空間は本当に優しさに包まれていたよ。
大まかなレッスン内容
①普段のメイクを撮影
②問診表を書く(普段何を使用しているか、どんなメイクに関する悩みがあるか)
ちなみに今回しろみさんが書いたのは、この3つ。
・アイシャドウの適量とは?
・メイク直しの方法が知りたい
・目尻にメイクが溜まってパンダ目になってしまう
③問診表をカウンセラーさんと読みながら、さらに深掘り。
(メイクを直す時に気になる所は?など)
④メイクを落とす(メイクの落とし方も、コットンの使い方から教えてくれる。やさしい。)
すっぴんが恥ずかしくなるかと思いきや、個室で『カウンセラーさんと私とで「私の顔」をどう分析し、構築していくか』という共通目標が出来るため、恥ずかしさを感じなかった。さすがプロ。
⑤すっぴんの撮影+肌色診断(顔の色んな部分を数値化してくれて興味深かった)
⑥パーソナルカラーを調べる(色によって本当に顔の肌色が全く変わるから驚き)
⑦⑥をベースにメイクに使いたい色を選ぶ(普段使い方の分からない緑を選択してみた)
⑧⑤のデータをもとに、メイクをどう仕上げていくか作戦会議
⑨実際にやり方を教わりながらメイク(パーソナルカラーに合わせて、パープルのアイライナーとマスカラを使用したのにも驚き。パープルという響きだけで嫌煙してごめん。めっちゃ馴染む色だった。)
とまぁ、ざっくりでも大変ボリュームある内容。
メモは取らなくても、カウンセラーさんが全て記録してくれるし、カウンセラーさんがメモに書きながら解説してくれて最後にお渡ししてくれるので、吸収することに全力を注いで大丈夫でした!
やってみた感想
顔のバランスを見て、作戦を立てるときに「あくまで今回はゴールデンバランスにどう近づけるかを目標に設定しています。」とカウンセラーさんが逐一言ってくれるおかげで、自分を嫌になる時間が無かったです。
それに自分の顔にも良い所あるんだって気づけたし、悪い所を隠すのではなく補正するって感じで取り組んでいくから、冷静に前向きに臨めました。
しかも、どうしたらどうなるって理屈を理解できたし、手技も獲得できたから、これをベースに色んな色を試せる。
おかげで「このままの自分でも良いんだ」と思えた。
最高に抱きしめたくなる時間でした。
大学からメイクし始めたのは、バイトとして働くために社会人のマナー的にやらざるを得なかったから。それまでは「メイク=可愛い子がやるもの」って感じがして、憧れてみたけど自分には縁遠いものの感じがしていた。
それに大学入ってから男友達のたった1回の「厚化粧じゃね?」も地味に傷ついて塗る量分からなくなったし、メイクしてみても良くなる実感を持てたためしもなく、次第に「TPOに合わせるため」だけにメイクしてた。
今回のレッスンで、やっと義務じゃなく、初めて自分を楽しむためにメイクした。こんなにメイクするのが楽しいとは思わなかった!
世の女達は、こんな楽しい遊びをしていたのか!!って感じだし、メイクの先生無しに楽しんでいた高校の同級生はスゴい!
私はその時、鉛筆でいかに濃淡をつけて立体感を出すか試行錯誤してた。色ペンでアザ作ったりもしてた。自分の顔を対象にしてみれば良かったよ。
そういえば昔、男性が女装して「自分のこと好きになった」って自己肯定してる番組を見て「そっちは勝手に人をジャッジするくせに、自分のことは冷静にジャッジしないのかよ」って腐ってた時があったけど、今ならその男性の気持ちが分かる。しろみさんも自分にこんなに自信がつくとは思わなかった。自分も良いところを持った人間なんだって思えた。
今回「メイクの楽しみとは」を実践交えて教えてもらった感じだ。これはメーカー推しになってしまう。銀座でもらった自信のお陰で、これからはデパートで美容部員さんに無下にされても凹まないだろう。
銀座という場所に飲まれないようにと、爪を磨いて、一張羅のワンピースと指輪をして、勇気を出して行って本当に良かった。
最後にまた言うけど、ぜひ、このレッスンは仕事のために仕方なく最低限のメイクしてる人にこそ試してみてほしい。本当に肯定しかない優しい世界だから安心してほしい。メイクって楽しいものだったんだと気づけるし、自分のために楽しむものだって分かる。私も知らなかったよ、こんな楽しみ。
だから、一緒に自分を楽しみに行こう。成功体験してみよう!
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