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45歳のオヤジが、自分用にパンプスを買うお話。

初めてのおつかいは、
いくつになってもドキドキするもの。
46にならんとするオヤジでも。

いやさ、45歳のオヤジだからこそ。
なにせ、買うものといえば、
自分用のパンプスなのだから。

最近、新しい趣味に走りはじめました。
という話しでも、
時代の流れに関係なく
別に隠すことではなかったんだよ。
という話しでもございません。

インソールをお商売にするに当たり
様々な足とともに、様々な靴にも
対応しなくてはいけません。

その様々な靴のひとつである
ヒールの高いパンプス。

インソールの効果のほどを
確かめる為には
自分で履いてみるのが一番。

何事も自分で実感したものならばこそ
人に勧められるというもの。

パンプスにも真正面から取り組むため
自分用のパンプスを買いに行った
次第でございます。

とりあえず、男の私の足が入る
女性ものとしては大きな靴を取り扱う
ビックサイズの服専門店に向かいます。

売り場に行き、
モジモジしていては余計に不審者。
女性の店員さんに意を決して、

「自分用のパンプス探してるんですけど」

と打ち明けます。
店員さんも、少し驚かれている感じでしたが
いたって普通に対応してくれました。

そして、出してもらったパンプスを
靴下のまま試し履きしようとした私に、

「パンプスはストッキングで
 履くものなんですよ」

店員さんが教えてくれます。

「え、そうなの?
 パンストってやつですか?」

一瞬、頭がくらくらします。

パンプスを買う前に、なんと
パンストを買う必要があるのです!
いやいや、
パンスト買うほうが難題でしょう!

一応、おずおず聞いてみます。

「素足で履くことは可能ですか?」

見かねた店員さん、
多分、本当はダメなのでしょうが

「大丈夫ですよ」

言ってくれた店員さんの笑顔に救われます。

結局、そのお店には
希望していた高さのヒールが無く
違うお店で買うことになるのですが、

最初のお店の店員さんの対応に
勇気をもらったおかげで
無事、パンプスを購入することがでました。

これで週末の勉強会に準備万端のぞめます。
せっかくだから、
脚のムダ毛処理でもしようかしら。

追伸、お母様
孝は、奈良の人々の優しさのおかげで
45歳でようやく、
自分のパンプスが買える子に成長しましたよ。

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