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【気ままな読書日記】Audible それなに?日本史vol.17 黒船来航

前回聴いた桜田門外の変に絡めて、今回は黒船来航を(^^)

泰平の眠りを覚ます上喜撰 たつた四杯で夜も眠れず

上喜撰=緑茶の銘柄『喜撰』の上物の意
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

うまいなあと思う。入りが壮大で。

アメリカが日本に開国を迫った理由はふたつ。ひとつは、清との貿易のためで、もうひとつは捕鯨をしたかったから。
産業革命が進み、工場では膨大な量の油が必要となっていた(←鯨の脂)。
どちらにしても日本の港が使えたらすごおく便利。だから開国。

応じてくれないなら戦争してもいい!というテンションでアメリカは日本を脅していたのだそう。


聴いてて感動したのは、一番近くでピンチに直面していた現場の底力。

浦賀沖に巨大な軍艦が現れた時、ちっちゃな船に乗り込んで最初に黒船へ向かったのは浦賀奉行所のお侍さんだった。
ゴリゴリに大砲を装備した(計73門!)格上の外国船だなんて怖かったろうなと思う。

やっとのことで漕ぎ着けても「もっとエライやつ出せや」と外人さんにナメられ、スゴまれる。外交って大変だ。
しかし、浦賀の奉行所員さんたちはとっさの機転で身分を詐称。ちゃっかり乗船を果たして交渉を開始した。

彼らは幕府の重鎮ではないので、直接ペリーの相手をしたわけじゃないけれど、彼らの踏み出した一歩から事態が動きはじめたのは間違いない。
凄いなと思う。


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