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だれしも、思い込みを抱えて生きている

最近いろんな人の話を聞いていて、人が悩むのも落ち込むのも、そのポイントは、本当に人それぞれだ、と思った。

いや、そんなのは当たり前なのだけれど、わたしとは全然違う悩みを聞いて、全然何も言えなくて、あー人間の数だけ悩みがあるのは確かだ、と実感したのだ。

でも、なんとなく共通してるのは、みんな「思い込み」を抱えていそうだな、ということ。

「思い込み」は、人の信念や考え方でもあるので、その人のオリジナリティそのものという意味では、ポジティブなのだけれど、ときどき悪さもしてくるようだ。

***

なにか、「これはしてはいけない」と自分に課していることはあるだろうか。

わたしはひとまず、犯罪と人に多大な迷惑をかけることはだめだ、と思っている。

つぎ。
「こんな自分はだめだ」と思うことはあるだろうか。

わたしは、朝から晩までひたすら寝てしまった休日に、あぁ、もうわたしはだめだ、と思う。
それから、やってもやっても仕事が終わらないときとか、人と比べて劣っているなと思うときとか。
比較的すぐに「わたしはだめ」の思考に落っこちがちなので、よくやる。すぐに浮き上がるけど。

さいご。
「自分は××だ」と思っていることはないだろうか。

わたしは、自分は無能だ!と思っている。
仕事もできないし、気も遣えないし、コミュニケーションも下手だし!
いくらでも出てくる。際限なく。


***

では自分に対して「やってはいけない」「だめ」「××(わたしの場合は無能)」と思っていることを、他人がしていたら、どうだろう?

犯罪はさすがに誰でもだめだと思うけれど、人に迷惑をかけるのはまあ、いいのではないか。
そういうこともある。
わたしは別に、人に迷惑をかけるようなことをされて、とりたてて嫌だったことはない。
そりゃあ見ず知らずのおじさんが酔っ払ってぶつかってきたら、嫌だし怖いし腹も立つけれど、
酔った友人の介抱だったら、飲みすぎちゃったねぇ、くらいにしか思わない。

あとどちらかというと、よくない行動にも何か背景があったのでは?と思ってしまうので、犯罪はだめだけど、法に抵触しないことを糾弾する気になれない。


つぎ。
朝から晩まで寝てる人がいても、超大事な約束がない限り寝てればいいし、
やってもやっても仕事が終わらないのは、そもそも仕事が多すぎるせいだし、
人と比べて劣っているのは、劣っている面しか見ていないだけだし、
と思う。

そして、わたしは他の誰かに対して無能だ、って思ったことはない。
たとえ何かができなかったとしても、それはその何かがその人に合っていなかったとか、状況的に難しかったとか、個人に関すること以外の理由を探してしまう。
いや、実際そんなもんだ。


***

とにかく、自分に対して、厳しいのだ。

わたしは「自分に甘い」と思ってるすべての人。
わたしも相当「自分に甘い」と思っている。
それでも自分と他人に要求する程度がこんなに違う。

甘くない。
もう十分、厳しい。
自分に対してだけ、変なハードルを立てている。

毎日毎日、一人でハードル走だ。
周りの人が何もないトラックを駆け抜けていくのを見ながら。

そんなの苦しいに決まってる。
隣の芝生が青く見えて当たり前だ。
だって実際、青いのだから。

前提条件の違う競争をしていて、
勝てるわけがないのだ。

それなのにみんな、勝てないのは自分のせいだと、もっと自分を追い込んでしまう。

違う、勝てないのは、あなたのせいじゃない。

いや、ある意味では、勝てない設定を、前提条件を、ハードルをつくっているのは、自分だ。

でも、そんなハードルがなければ、隣の人と同じように走れる。
ゆっくり和やかに、併走できる。
だから、全部、自分の能力や性格のせいではなくて、自分が勝手につくったハードルのせいなのだ。

勝手にハンデをつけて、勝手に負けて、勝手にもっとハンデをつけている。
そんな感じ。

完璧な自分じゃなくっていい。
完璧じゃないことを許せなくてもいい。
完璧じゃない自分が嫌でもいい。

どんな自分だっていい。
ただ、どんな自分がそこにいても、
それを隠したり、封じ込めたり、無理やり捨てたり、押し込んだりは、しないほうがいい。








***




毎日毎日、自分のトラックにだけハードルを立てて、そのハードルに躓いて、傷つきながら、それでも走り続けている人へ。

あなたはほんとうに頑張っています。

でももう、苦しむほど、頑張らなくても大丈夫です。

一緒に、ハードルを取り払っていきませんか?

もしかしたらハードルをなくすのもつらいかもしれません。
でもハードルがなくなれば、走ることだけを頑張ればいい。

1人ハードル走はやめて、普通に走りませんか?
というか、一緒に普通に走りましょう?

わたしは、全面的にわたしを大事にすることにするし、わたしが思ったことはすべて嘘じゃない、勘違いでもない、わたしが思ったこと、考えたことがわたしのすべてだ、と思うようにします。

いろんな思い込みをすぐになくすことはできないかもしれないけれど、できるだけ、「そんなことはない」可能性を考えられるようになりたいと思います。

だから、一緒にがんばりませんか?
自分を大切にするために。


誰に書いているのかだんだんわからなくなってきましたが、わたしと一緒にがんばろうって思ってくださった方がいれば、スキ押してください!一緒に頑張る仲間として、勝手に応援します!

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