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役職の違い=給料の違いとは?その①

今回は、役職による役割や視点の違いなどについて書きたいと思います。
これについて書きたいと思ったのは、そもそも同じ一人の人間なのに、なぜ役職が異なり、給料も異なるのか、というところを明確にしておきたかったからです。

ちょうど賞与の時期とも重なり、社員の皆さんにフィードバックをしていくなかで、「どうやったら給料があがるのか?」という質問を多くいただきまして、それに対する一つの答えとしても参考にしていただければと思います。

あなたは何を目指す?

まず、年齢によっても考え方は異なるのですが、私の記事は主に中堅~管理職向けに書いていることが多いので、そのあたりから簡単に説明します。

よく私が言うのは「苦労は若いうちにしろ」ではないですが、新入社員~30歳くらいまでは、あくまで「今後の自分の選択肢を増やすフェーズ」であるということです。
どんな仕事にも必ず勉強になるポイントがあります。自分のやりたいことはこれだけなんだ!と凝り固まることなく、なんでも食べてみて、食べ方を知る、味を知る、消化の仕方を知る、というイメージです。
守破離でいう「守」のフェーズですね。

最近思うのは、結構、やりたいことが決まっている人と、やりたいことは特にない、という人が二極化しつつあるなーということですね。
どちらの言い分もわかるのですが、どっちにしても今後の自分の選択肢を増やすために、なんでもやってみるのがいいと思います。
そもそも自分には必要ない、思っていたことと違う、やりたいことは別だ、などと思っていても、その姿勢次第で実は学びが多いことはよくありますし、いつの間にかそれが自分の得意技になったりすることもよくあることです。

若年層の転職活動の増加も気になる時代ではありますが、自分の視点の低さで正しくものが見れてないことも多いような気がします。なので、大事な判断の時は視点の違う人から見てもらうことも一つのアイデアですね。

少し話がそれました。で、選択肢がある程度増えた30代前半においてよくある悩みポイントが、「管理職を目指すのか」or「スペシャリストを目指すのか」です。

これは、私のあくまで個人的な意見なので、あまり過度に反応いただきたくないのですが、一般的に平均的な給料は「マネジメントできる人数が多い方が高い」です。
ただ、もちろんボートレーサーのようにスペシャルなスピードが出せる方は、普通のサラリーマンの給料よりも多い金額をもらえる人もいます。

うちの会社は、結構スペシャルタイプの人が多いのですが、会社員でいる限り、短期的に給料を上げていきたいならば、通常はマネジメントの人数を増やせるスキルを伸ばした方がいい、と私はいつも説明します。

要は、スペシャルなスキルを持っていようが、会社に所属して給料を上げていくならば、マネジメントスキルを上げた方が給料は上がる、ということです。当たり前の話なのですが、結構理解されないんですよね。

逆に言えば、スペシャルなスキルを持っている人は、会社に所属せずに自分で会社を立ち上げた方がいいということです。
もちろん、その中間もあります。

なので、もし、スペシャルなスキルを持っている方が、自分の好きなことだけをやりたい上、マネジメントはあまりやりたくないが、会社に所属しつつ身の安全を取り、給料がなかなか上がらない、というようなことを言っているようだったら要注意です!
結構わがまま言ってまっせ、ということになります。

今回の結論、こちらです!

役職の違い = 給料の違い = マネジメント人数の違い

次回は、その違いがどのようなところにあるのか、考え方をご説明します。(つづく)

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