ネガティブ感情

今朝読んだこの記事↓ですが、なかなか興味深いことが書いてありました。巨大なITプラットフォーム企業が金も情報も独占し、世論も選挙結果も左右されてしまう社会の解説です。

IT企業は単に利益を追求するだけですが、「おすすめ」機能で友人もニュース記事もユーザーの好みに合ったものだけが提供され、価値観や立場の違いで社会の分断が加速していく構図です。

卑近な例では、筆者がインスタを開くと大柄な男性の画像がスマホ画面を埋め尽くすので、筆者のセクシュアリティをMETAは完全に把握しています。ちなみに筆者の友人関係は体重2桁がむしろ少数で、痩せた人や女性好きな男性とは交流が(仕事とボランティア活動以外は)皆無です😅。

この程度ならまだしも政治思想が絡むと厄介です。アメリカはトランプ支持派と反対派で完全に分断され、戦争中のロシアもテレビ世代とネット世代で戦争支持・反対に分断されているようです。お互い自分が正しいと信じてお相手を激しく非難し、冷静な対話すら成り立たないようです。

そして上の記事にも解説がありますが、感情(特に「怒り」)は一気に拡散・炎上する傾向があるようです。あくまで実体験ですが、怒りを含めたネガティブ感情は経済的・精神的に苦しいほど先鋭化し、さらに自分や周りの人との中で連鎖反応的に増幅していきます。

少し古い記事↑ですが、飛行機のエコノミークラスの乗客は搭乗時に上のクラスを通過すると機内トラブルが増えるようです。筆者もエコノミークラスしか経験がありませんが、最初は広かった座席がどんどん狭くなり、最後の一番狭い席が自分だと「貧乏だからなぁ…」と惨めな気分になります。当然のようにそんな感情はストレスや不満に直結し、機内トラブルになるようです。

これ↑は半年前の記事ですが、元キャリア官僚の老人が親子を轢き殺し、責任も認めず当初は逮捕もされなかったことで「上級国民」と炎上しまくりました。

あくまで憶測ですが、ネットに怒りのコメントを投稿しまくっていたのは全体的に所得の低い人、生活が苦しい人、そして精神的にも余裕がない人が多かったのでは、と考えています(そもそも生活に余裕がある人はそんな風に時間を浪費しないようですので)。

ネガティブ感情からはネガティブな結果しか出ないことをここ数年で筆者も実感しましたが、どんどん値上げや増税で生活が苦しくなるほどネガティブな人もギスギスした環境(職場とか)も増えそうで、ちょっと嫌です。

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