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【コラム#1】予告編とCMソング

映画の予告編をつくる人やテレビCMの楽曲を決定する人って、何だか特別なセンスを持っているように思いませんか?

なんとなく見た映画の予告編でトキメいたり、番組の間のCMソングを鼻歌ループしてしまった経験は誰にでもありますよね。

映画の予告編

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長時間の映画作品を、たった数十秒見せるだけで「この映画面白そう」と思わせるってすごい編集センスだと思いませんか?……いや、センスではなく神ワザです。僕が要約とか紹介が好きなのは、そんな予告編製作者への憧れと尊敬があるからかもしれません。

CMソング

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CMソングについては、どの楽曲のどの部分を切り抜いて流すかを選ぶセンスに痺れます。あれはもう特殊な才能のような気がします。あとから原曲を聞いたとき、同じ曲にも関わらず「なんかイメージと違う」ということを感じたことはありませんか?

楽曲のどこを切り取るのか、どんな映像と合わせるかによって「鼻歌ループ度」が決まるような気がします。映画の予告編と、なにか通じるものを感じます。

記憶に残るのは動画か静止画か?

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ところで、人間の記憶には動画と静止画のどちらが記憶に残りやすいのか?また、どちらが理解力を上げるのか?という研究があります。論文では、静止画のほうが記憶に残りやすいという考察もありました。ただ、記憶と理解を深める因子がなにかは、まだハッキリとはわかっていないようです。「音や映像の断片」を使った実験があればまた違う結果が出るのかもしれません。

記憶と印象

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予告編に興味をそそられるのことも、鼻歌ループおちいるのことも、記憶に関係しているような気がします。

ある研究によると一定期間(たとえば1日とか1曲や映画一本など)において、人は感情のピークと終わるときの気持ちが、印象に大きく影響するということがわかっています。

デートに例えるなら、どれだけ喧嘩やトラブルがあっても、大切なのは楽かったピークと別れ際です。ランチの味がすばらしくて話もはずみ、お別れのキスが素敵だったらその一日は最高の日だと記憶に残るということになります。

印象と記憶、興味と鼻歌ループ

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人々をグッと引きつけるものは、情報の量や時間の長さによるわけではなさそうです。動画に比べて静止画は情報をじっくり検討することができるし、一定の時間の動きがあるものについては印象を決めるポイント次第といえます。

僕がCMソングを編集するなら一番盛り上がるサビを…って、これではありきたりですね。じゃあ映画の予告編を作ることになったら、見どころの謎解きと最後をしっかりと編集して…って、それってただのネタバレじゃあ…(笑)

やっぱり予告編やCMソング製作(編集)者には並々ならぬセンスを感じます。

ワクワクさせるような予告編や、CMソングのような鼻歌ループ、僕も作ってみたいです。

【自分の書いたものを自分でCM!?】

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