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【俳句エッセイ】小心者

冬深し小心者の大カバン 白月

俺は、小心者である。

しょうしん‐もの セウシン‥【小心者】
〘名〙 小さい人。度量の狭い人。※身投げ救助業(1916)〈菊池寛〉「申訳なさに死なうとした、小心であった」

精選版日本国語大辞典

 だからどうも、俳句を詠むのが苦手だ。

 俳句幼稚園では、多くの同好の士が、紫乃ちゃんの日課のつぶやきをもとに一句詠んでいる。

 俺は、この紫乃ちゃんの瞬発力に憧れている。

 紫乃ちゃんはもう、荒削りのまま一句を世に放り出す。

 この記事の句も、どっちも中八だし笑(ちゃんと紫乃ちゃんもわかってやっている)

 俺はというと、頭の中でこねくり回す。

 そして、定型で、類想を避け、説明的でなく、季語が…とやる。

 結果、熱度が無くなり、一見綺麗だが味気ない句になる。

 俳句の上達法は多作多捨だと聞いた。

 沙々杯も終わったことだし、次は瑠璃星ちゃんを見習って一人100本ノックやってみ…なんだと?既に大リーグ養成ギブスをつけているだと!?


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