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花粉症克服への道〜最後のピース

長い長い道のり

グルテンフリーの生活を始めてから、花粉症の真っ暗で長いトンネルの先に、ほんの小さな希望の光が見えるようになった。

なんだろう、出口かな?

ちょっと待って、落ち着いて。遠すぎて光までの距離と位置がよくわからない…人が通れない通気口かもしれないよ。
そんなに簡単にいけるのかな?浮かれすぎないようにしようと、気持ちの昂りを抑える。わたしにできることは、暗いなかひとり光に向かって歩いていくことしかない。変わらず前進あるのみか…

足元を懐中電灯で照らしながら歩いていると、ときどきトンネル脱出のお助けグッズや、知恵を授けてくれるお店が出てくる。いちおうお店を選びながら、毎回淡い期待を胸に、いろいろなお店のお勧めを試してみる。出口が近づいている効果を感じるものもあれば、そうでないものもある。使い続けるうちに効果があるのかわからなくなったものもある。効果のほどはわからないけど、なんとなく続けているものもある。

前に進んではいるのだけれど、目に入る光は、なかなか大きくならない。このトンネルは抜けられる保証がない。出口(?)までの距離感が掴めないから、急いだり、焦ったりしても余計に疲れるだけ。心の安定のため、期待しすぎず、でも希望は捨てず、平常心を心がける。

あれっ…もしかして…光がだいぶ大きくなってる…

足元から延びる道が光につながっているのが見える。目の錯覚でないといいな。


しみじみと、ひとり振り返っていたら、導入が暗くなってしまいました。
当初は症状が酷く、薬を使わないで花粉症を治したいという思いに対して、情報とともに、まわりの理解者が少なくて孤独だったのが出ちゃいました。

ここ数年は、生活改善で花粉症が治ったという方の話を直接聞いたり、ネットで体験談を読んだりして、諦めない元気をもらっていました。と同時に、症状が出た時には、もぅ〜やだ〜〜〜と自暴自棄になりたい気持ちと、今年もダメだったか…という敗北感が渦巻いていました。

先日、花粉症改善の最後のピースがとうとう見つかりました。

いまは、努力が実を結んで嬉しい気持ちと、戦いの終わりを迎えてやっとだよ〜という解放感と、うっすらとした脱力感、そして続けなきゃいけないことがあるので軽い負担感があります。そして、花粉の攻撃をほとんど感じなくなったので、心穏やかになりました。

花粉症改善のキーワード〜腸活

腸活とは、腸内環境を整えましょうということ。

腸活で一番大事なことは、腸に悪いものをやめることです。
わたしがやめて効果を感じたものの順位は、

  1. 小麦のグルテンや、それに似た物質を含む大麦など

  2. 乳製品

  3. 超加工食品(添加物)

2位と3位はちょっと差がわかりにくいんですけど、圧倒的1位は小麦と大麦です。
完治を目指すなら、花粉飛散の時期だけでなく、常日頃からのグルテンフリーとカゼインフリーの生活をお勧めします。個人差があるとは思いますけど。

腸に悪いものを避けていると、自然と自炊をするようになります。
基本は、ご飯とお味噌汁とそれに合うおかずです。和洋中エスニックなんでも大丈夫。
ただし、揚げ物、ハム、ベーコン、ソーセージ、ツナを使ったおかずは、どうしても食べたい時だけに。美味しいんですけどね。

最後は余裕があればなのですが、自分に合ったサプリメントを摂ること。
プロバイオティクスはいろいろ試しました。
ビタミンDも冬場だけ摂ってますけど、他に対策をしすぎていて、効いているのかどうかはわかりません。
花粉の時期にではないのですが、腸壁を修復すると言われるハーブなども飲んだことがありました。効果がわかりにくかったので、たいてい1袋や1瓶でやめてしまいました。

花粉症改善のキーワード〜温活

温活とは体を温めて、できれば基礎体温を上げて健康を目指しましょうということ。

わたしにとって、温活が花粉症完治の最後のピースとなりました。ピタッ。

グルテンフリーの生活を始めてから、花粉大量飛散時期でも花粉を感じない時がときどきあったのに、深く追求しなかったことが悔やまれます。3年は違ったかも。。

花粉を忘れている時の状況は、

  • 食事途中から食後しばらく

  • ピラティスのレッスン途中からレッスン後ほんのすこし

  • 岩盤浴や酵素風呂、温泉、露天風呂に入ったときとその日寝るまで などなど

共通点は体が温まっている時です。

楽しいとか、気分がよいとか、爽快だとか、寛いでいるとか、気の持ちようって大事だなぁなんて、とんでもない勘違いをしていました。とほほ。。

グルテンフリー生活とほぼ同時期に、毎晩湯船に浸かるようになって、足が冷えて寝られない日がなくなったので、自分が冷え性だということも忘れていました。

5年くらい前から、鼻水がよく出るときに飲んでいる漢方薬に、体を温める効果があるのも知っていたのに、どれも結びつけることができませんでした。

後悔はここまでにします。


2024年2月27日の強風でスギ花粉が大量飛散した翌日、とうとう気がついたんです。

米粉シフォンのお供に、粉末生姜を入れた紅茶を飲んでいたら、顔面がラクになっていることに。
前日から漢方薬を飲み出して、今年もダメだったと落ち込んでいる時にです。

ぱぁぁ(つながった)

花粉大量飛散開始前にしたかったケーキの食べ納めが、遅れてよかった。
体に悪いものは、花粉症の症状が教えてくれます。その逆もあるんです。

生姜紅茶の体あっため効果は抜群でした。

そして、その日の夜に布団の中で、医師の石原新菜先生の温活法の動画を観ることに。

石原先生は温活をしていたら、花粉症などいろいろな不調が改善されたそうです。

さっそく温まった布団から出て、先生が紹介している温活法のうちの一つ、腹巻きをして寝てみました。翌朝起きてみると、あら不思議、鼻のむずむず感がほとんどありません。速攻すぎる。。えーと、わたしって冷えてたの?温活やらねば。

動画を参考にして、24時間腹巻き、朝(とできれば夜)に粉末生姜入り白湯、夜に自宅で5分くらいの運動をすることにしました。
始めて5日目(3/3)ですが、漢方薬の出番はありません。緊張が解けて緩んでいる感じで、無理は全くしていません。ときどき鼻水は出ますけど、寒い時のものとあまり頻度が変わらず、花粉症特有のつらさはほとんどないです(過去が酷すぎたため、症状がゼロにならなくても気にならない)。
少なくとも花粉飛散の時期は温活を続けるつもりです。

四半世紀ぶりの穏やかな春…こんな日々が再び巡ってくるとは…嬉しいです。

順番に注意

巨悪は小悪を見えにくくする。
実は、グルテンフリーを始める前に、カゼインフリー(デイリーフリー)を試したことがありました。3、4ヶ月くらいだったかな。
長いあいだテレビでは「花粉症にはヨーグルトがいい」とどのお医者さんも話していました。真に受けてしまったわたしは、花粉飛散時期に頑張ってヨーグルトを食べること数年。なんだかなぁ…症状が悪化してるような気がして、いつの間にか食べるのをやめてしまいました。
その数年後かな、十数年後かな、一層のことヨーグルトだけではなく、乳製品すべてをやめてみるのはどうだろうと思い、カゼインフリーを試してみました。残念ながら、症状が軽くなる気配すらありませんでした。
その頃は、毎日パンか麺類を食べたり、押し麦をご飯に混ぜたりしていたので、そちらの悪影響の方が、大きく大きく勝っていたのかなと思っています。

その後、グルテンフリーを生活に取り入れるときに、カゼインフリーを同時にするのは、ストレスが大きすぎたため(スイーツ好きなので)、やめてしまいました。
そしてさらに数年後、花粉症改善のためではないのですが、グルテンフリーに加えてカゼインフリーの生活にしたら、目薬がいらないくらいに、だいぶ症状が軽くなりました。

また、食生活の改善に取り組むずっと前に、温活も少しだけしたことがありました。花粉症改善を意識してしたことではなかったので、症状と結びつけたことはありませんでした。冷え性だけれども、冷えがつらいと思っていなかったのか、やる気が続かず、特に変化も感じられず、やめてしまったような気がします。
先日、腹巻きがすぐ出てきたのは、その頃に購入したものが残っていたからです。取っておいてよかった。

やはり効果が感じられないと、続けることは難しいです。
花粉症の原因の一番大きなものを見極めて、それから対策していきましょう。改善している実感があると、また次の対策に進む元気が出てきます。


腸活と温活をぜひお試しください(^^)

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