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【感想】ハイキュー!!

こんにちは。シロート読者です。

今日はハイキュー!!の感想です。

アニメ化もされ、ジャンプの看板作品だったので、ご存知の方も多いかと思います。かれこれ何年前かは忘れてしまいましたが、そのタイトルの響きが特徴的で本屋さんで見かけてから、漫画を集めていました。しかし、週刊誌のスポーツ漫画の辛さでもあるのですが一試合を一度に読みたいという思いもありしばらく漫画から離れていました。(25巻から)。本日機会があり最後まで読みましたので感想を書きたいと思います。先に断っておくと、私はバレーボールの知識はゼロなので、バレー経験者からすると〜といった内容は含みません。(今日読んだ後半部分のストーリーがメインとなってます。)

王道設定

高校をメインとしたスポーツ漫画なので当たり前ですが、何か一つの特別な武器や技、特性を持っている主人公が活躍する王道の設定、ストーリーです。しかし、私がこれまで読んだ中には男子バレーボールというものはなかったので、ある意味新鮮でした。また、メインの2人がどちらもイケメン(性格の意味です、達観してない?子供らしい?)点は、良いな〜と感じました。

一つ一つ課題を克服し、進んでいくストーリーは王道ながらも私はワクワクささられました。

登場人物の多さ

これは、バレーボールという競技の特性上、仕方なのないことですが登場人物が多いです。そのため、特徴の似た人も多いのでたまに私は見分けられず、という感じでした。しかし、最後まで関わる学校が増え続けるわけではないので、何となくは覚えています。メインで出ているキャラクターは固定されているので、無理して覚えておく必要もなく、一通りは読めますが、たまにアレ?とはなるかもしれません。

使われる技

次に使われる技についてです。普段はあまり気にしませんが、読んでいる中でいいな、思ったのでご紹介。

各技が実際にあるのか、出来るのか否かについては、わかりませんが、それぞれの技が長く使用されている点がいいなぁと。

もともと持っている技を少しずつ改良しながら試合で使っていく点や、最初の頃に出てきた技が最後まで使われている点は、スポーツ漫画にありがちな<新技パラダイス>では無く、地道な工程があって好感を持ちました。その新しいこと(技?)ができるまでの工程も描かれているのがよかったです。

キャラクター

全体的に人間味のあるいいキャラクターが多かったです。特に日向のチームメイトである、月島が作品全体にいい色を出していたと私は感じました。無様な様を晒したくない、頑張りたくない、でも頑張りたい、そういう、人間らしい揺らぎを一番感じることができ、超人チームが一直線に優勝を目指す、というよりかは、蛇行しながらも前に進んでいくというように感じられました。

静止と動き

スポーツ漫画の定めかもしれませんが、試合の細部全てを書くと、ページが膨大になるかと思います。ハイキュー!!では、試合が進む場面と、ここぞの一球を丁寧に描く場面のバランスが良かったです。テンポの良い進みと魅せる一球がよく描かれていました。

2年目3年目

一年目の春高の後の2年目3年目についてはかなりサラッと書かれていました。少しだけ、2年目の展開が気になっていたので残念でしたが、たった1ページに描かれた絵から、色々とストーリーを想像させられました。(勝手に)

烏野の2年目3年目の結果についても、割とリアルな結果で好感が持てました。それだけ一回勝負のスポーツの難しさが伝わってきて、いいなぁーと思いました。

その後の部分のバランス

勝手に私は、ハイキュー!!は高校年代で終わりかと思っていました。

スポーツ漫画にありがちな、最終話で突然、数年後〜になっていて、俺たちの戦いはまだ終わらない〜的な終わり方ってありますよね?

これは、良い意味でハイキュー!!では裏切られ、しっかり卒業後も書かれていました。そうなのです、ある人にとって高校の部活動のバレーボールはそこで終わりかもしらませんが、そこで終わらない人も居ますよね。

私たちはつい、野球の甲子園、サッカーの選手権、バレーの春高というように、そこばかり取り上げてしまいがちですが、それって少し違いますよね。それはとても大切なポイントかもしれませんが、そこで終わりなわけではないんですもんね。プロで無くても、趣味で続ける人もいれば大学の部活動で続ける人、アマチュアリーグ?などに所属する人、その後があるんですよね。

一年目の春高までと卒業後のこと、多過ぎず少な過ぎず、想像を膨らませる程度に量がどちらもありバランスも良かったです。

ちょっとだけ出来過ぎたストーリー

全体的に満足でしたが、すこーーーしだけ気になったところです。(書かなくても良いけれど、ほぼ良い点ばかり上げてしまったので)ほぼ、なんとなく思ったことのメモです。

①烏野は一年生メンバー多いなぁ〜(実際はなかなか見られないよなぁ)

②(詳しくないからわからないけれど)この年代プロになり過ぎじゃない?2チームに集まり過ぎじゃない?

③1人ぐらい、途中でやめるメンバーいてもよかったなぁ(でも、そのエピソード挟むとテンポ悪いし、ジャンプ向きではないかな)

④星海くんとのエピソードがもう少し欲しかったなぁ…

⑤一試合一試合、見どころもあり良かったですが、最も印象的!何度も読み返したい!とはなりませんでした。

まとめ

全45巻。長過ぎず短過ぎず、それが一番でした。途中でだらけた印象無く私は読み終えました。

全体を通して良い印象でした。スポーツ漫画が個人的に好きなこともあり、ワクワクして読めました。バレーボールに詳しく無くても、スポーツ漫画が好きな方にはおすすめです。

気になった方は是非ご一読を。





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