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アラサー会社員が30社以上の求人票から応募企業を決めるまでを解説!

みなさん、こんにちは!
建築系の会社で働くサラリーマンのシロヤギです。

「転職に踏み切れない!」
「転職先が決められない!」
「建築系の転職先ってどんなものがあるかわからない」

今回はそんな方々に向けた記事です。


どんな転職先があるのかは実際に転職活動しないと中々わかりません。
タイミングによっても求人に偏りがあるので
一度だけの転職活動では逃してしまう企業候補があるかもしれません。

しかも実際に転職活動を始めて求人票を見てみると、あまりにも量があり過ぎて、 

「決められない!」

そんな方も多いと思います。
逆に少な過ぎて、

「決めたくても決められない!」

そんな方もいると思います。



私自身も同じ悩みの中で転職活動を進めたので気持ちがよくわかります!

転職活動を始めた当初は業種・業界を絞り過ぎ、転職先の候補が少な過ぎて選べず、、。

次に業種・業界を広げたらあまりにも転職先の候補が多過ぎて決められない、、。

選択肢が多過ぎても、少な過ぎても、なんだか手が止まってしまいました。

そんな私自身がどんな候補の中から、どうやって応募する企業を決めたのかをお伝えしたいと思います。
みなさんのご参考になれば幸いです。



1. 建築系の転職先候補


まずは建築系サラリーマンの転職先候補を列挙してみました!
私自信が元々、設計事務所で意匠設計をしていましたので、その経験から考えられる候補を一覧にしてみました。

『転職候補一覧』

・不動産系開発部
・不動産系技術部
・ゼネコン設計部
・設計事務所
・アトリエ
・ハウスメーカー
・インテリア系
・PM/CM系(コンストラクションマネジメント)
・メーカー設計部
・全くの異業種(コンサル、広告系等)

上記のように、大体10分類ぐらいできました。
もちろんこの候補のまま転職活動を始めてしまうと中々決めきりません。

エージェントに相談してもフワッとした感じで終わることが濃厚です。

ただ、この段階では異業種も含めて気になる企業を全て書き出してみましょう!
後悔ないようにとにかく書き出しておくことがオススメです。

書き出せたら、次に自分が気になる企業がどんな仕事をしているかざっくり調べてみましょう。

HPで企業名を調べたり、「Open Work」で口コミを見てみたりするとイメージが湧きやすいと思います。

私自身はCM系の会社がよく分からなかったので、転職活動を機に調べました。
大手3社ぐらいのHPを調べると業界の体型が掴みやすいです。
CM系大手の具体例で言うと、日建CM、山下PMC、明豊ファシリティーワークスです。

気になる企業が大体何をやってるかが分かったら、次は転職先の候補を絞っていきましょう!




2. 転職先の決め方

転職活動しようとしている。もしくは、している方は何かしら嫌なことがあるはずです。
その嫌なことから自分自身の転職条件を導きやすいものです。私自身も嫌なことから転職活動の優先順位を導きだきました。
嫌だったことについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。




応募する企業の決め方はズバリ、『優先順を決めること』です!
転職エージェントとの会話では譲れないものが何か聞かれますが、まさにそれです。

条件の候補を考えられるだけ下記に書き出してみます。

『転職条件の一覧』

・仕事内容
・給料
・労働時間
・会社規模
・福利厚生
・勤務地
・業界

ぐらいになってくるかと思います。
この中から自分が重要視しているものをピックアップしてみてください。
ピックアップしたら、より詳細に何を望んでいるか書き出してみてください。


ちなみに私自信の優先順位は、

・仕事内容
・給料
・労働時間

どれが1番という訳ではなく、この3つはどれも譲らないことを決めました。

そして、より具体的に考えてみると、

・仕事内容
 →面白そうなプロジェクトを企画〜運用まで関われること
 →スモールスケールの設計をしてみること

・給料
 →今の年齢・スキルでの最大化。年収+50万以上
・労働時間
 →残業時間月30時間以下

これを最も高い優先順位の3つと設定しました。
先ほど調べていた企業について、興味がありそうな「仕事内容」の企業に絞ってみました。

・不動産系開発部
・ 不動産系技術部
・ ゼネコン設計部
・(大手)設計事務所
・ PM/CM系(コンストラクションマネジメント)
・インテリア系

を候補に挙げていました。
6業界で迷っていたのでほぼほぼ絞れているようで絞れていないです。

まだまだ絞る必要はあるかと思っていましたが、これぐらい絞れた段階で私の場合はエージェントに相談しました。

「この段階で求人票を眺めてみるのもおすすめです!」

とエージェントからアドバイスをもらったので、求人票をもらうことに。

いざ求人票が届くと。30社以上の候補(正確には35社)をもらいました。
見るは見るけど、、単純に優先順位3つ決めただけでは絞れません。

せめて10社に絞らなくていけないと書類選考自体も始められず、
手が止まってしまう、、。

そう思って、先ほど決めた「仕事内容」「給料」「労働時間」
をベースにして「比較表」を業界毎
に作成してみました。


今回は実際に作っていたものではありますが、
企業名やそのほかを特定できないように少し加工&抜粋しています。
ただ項目は優先順位で決めた3つの項目をベースに
他の低めの優先順位のものを追加して作成しています。
業界毎に並べると、業界毎に特色が見えて来ます。

あくまで一般的に、という形で捉えていただきたいのですが、
比較表から考察すると、
仕事内容、給料、労働時間の条件を満たしそうなの業界

・不動産系開発部
・不動産系技術部
・PM/CM系(コンストラクションマネジメント)

の業界であることが見えて来ました。
給料は幅があるのですが、エージェントに聞いてみると、年齢と経験から体大の年収を教えてくれます。気になる企業は聞いてみて判断材料にしましょう!

ちなみに候補から外れてしまった3種類の業界の特徴は

・ゼネコン設計部
 →仕事内容、給料は満たせる可能性あり。
  ただ残業時間が平均で45〜60時間。
  平均ということは、、。

・(大手)設計事務所
 →ゼネコンとほぼ同様。
  そして知り合いにヒアリングしていくと、
  大手ほど基本設計までの流れは強そうな印象を受けました。
  よってゼネコンより仕事内容の条件を満たす可能性が低くことがわかりました。

・インテリア系
 →仕事内容はスモールスケーツという狙いがあったのでひとまず有りだとしても、給料、残業時間が全く条件を満たしていなかったので断念しました。

上記の話をエージェントにしてみると、あくまで一般論で企業によって差はあるそうですが概ね間違いないと言って頂けました。

参考程度に候補に挙がっていなかった業種も含めて、エージェントにヒアリングしたところ給料をベースして3段階に分けると下記のように分類できるそうです。

「今より給料をあげるなら」

A. 不動産系開発部
B. 不動産系技術部
C. ゼネコン設計部
D. (大手)設計事務所
E.  PM/CM系(コンストラクションマネジメント)
F. メーカー設計部

「給料を維持するなら」

G. (中堅~大手)設計事務所
H. PM/CM系(コンストラクションマネジメント)
I.   メーカー設計部
J.  ハウスメーカー

「今より給料下げていいなら」

K.  アトリエ
L.  インテリア系
M.   全くの異業種

給料を上げる場合は「A〜F」、
給料維持するなら「G〜J」、
給料を下げてもいいなら「K〜M」、

までの候補が考えられます。
あくまで目安ですが、進む業界によって基本的に給料の上限が決まって来ます。
参考にしてみてください。


話は戻りますが、
先ほどのように比較表をつくっておくと業界の特徴が見えてきて候補が絞られて来ます。

業界が絞れてくると、だいぶ転職先の候補は絞られてきます。
あとは条件のより良いものからHPや「OPENWORKS」のサイトで口コミをチェックします。
口コミで自分と合わなそうな記載があればなるべく避ける。
ただ1つの偏った意見の可能性もあるので、
似たようなコメントが3つ以上あったら「そうなのかもしれない」と参考程度にしましょう。

口コミも確認すると、気になる企業が5~10社くらいには絞れると思います!
書類選考は10社ぐらいに提出しても問題ないです。

ここで第一希望を決めておいても良いのですが、
書類選考はどれだけ優秀な方でも落ちることがあります。
企業が求めている人物像と一致しなければ為す術なく落ちます。

実際、平均で書類選考の通過率は約50%です。
私も大体50〜60%ぐらいの通過率でした。
1番は決めなくても、それぞれ選んだ企業の良いところに目をむけておけば良いです。
きっとそのマインドが面接でも活かされます。

私自身も最終的な候補に残った

・不動産系開発部
・不動産系技術部
・PM/CM系(コンストラクションマネジメント)

については全ての企業に応募しました。5社応募(辞退の企業除く)して、書類選考で3社に絞られました。
面接は落とされることなく、3社から内定を頂くことができました!
面接については下記の記事でまとめているので興味のある方はどうぞ!



3. 最後に

いかがでしたでしょうか。
20代で転職活動して、30社以上の求人票の中から応募する企業を決めるまでのプロセスをお伝えさせていただきました。

1.建築系の転職先候補
 →気になる企業を全て書き出す
 →業界・企業を調べてみる

2.転職先の決め方
 →優先順位
 →比較表

20代〜30代が転職先の候補が選びやすい反面、候補が多いので悩みやすい傾向にあると思います。
転職活動で悩まれている方や候補選びで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

今後も建築系のサラリーマンとして、「建築という職業を活かした人生設計」を 転職、一級建築士の勉強法、投資の観点から発信していこうと思います。

それではまた!


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