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初めて全員登校した日が卒業式でした

アメリカは卒業シーズンです。

シリコンバレーの中学生・高校生は
いまだにオンラインで授業を行なっています。
もう1年以上です。

コロナ患者が減ってきた最近になってようやく
希望者だけが登校して対面授業を受ける事もできるようになりましたが
まだ大多数はオンラインのまま。
画面越しだとまだ難しい小学生だけが
少し前から全員登校を始めました。

そんなわけで
今年の高校卒業生がようやく全員揃って顔を合わせる事のできた日が
なんと卒業式。

他の学年は
1年間誰とも顔を合わさないままという子が大多数だったのです。

アメリカの高校卒業は義務教育の終了なので
それなりに大きなお祝いです。
卒業は英語でgraduationですが
中学や小学校の卒業はまだ先があるからpromotionと呼ばれて
区別されています。

卒業式の前にそれに付随したイベントが色々とあります。
地元の学校では
バカロレアと呼ばれる
生徒代表の特技発表やゲストのスピーチをするイベントがあり、
生徒たちが海辺へピクニックをするイベントがあり、
あとは裏イベントとして生卵投げバトルの伝統があります。
これらは今年も中止。

その代わりに車で卒業生たちのパレードが行われました。
(こちらの写真は昨年のものです。)

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あとはプロムです。
高校生にとっては青春の一大イベント。
男女がパートナーになってフォーマルな服装をしてダンスする
よく映画の題材にもなるイベントです。
学校によってはプロムクイーンなどを発表したりします。

カリフォルニアはカジュアルなので
ドレスの下がビルケンのサンダルやスニーカーだったり、
男女パートナーにならなくて良かったり、
映画の世界とはちょっと違う雰囲気ですけど。

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プロムは当初中止の予定でしたが、これは急遽開催される事が決定。
どうしても開催してあげたいと思う有志が
まずは個人宅で開催を宣言、
その後きちんと場所を予約して行う事ができるようになりました。

昨年は卒業式もプロムもできなかったけど
生徒が顔を合わせる期間が数ヶ月ありました。
今年は一度も顔を合わさなかったけど卒業式とプロムができた。

どちらも卒業アルバムはZoomの写真だらけという
異例の年です。

過ぎてしまえばこれもいい思い出になるのでしょうかね。

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