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今日も日本人の功績がとりあげられている

先週、NOAA(米海洋大気庁)が日本人気象学者の
佐々木嘉和教授の功績を称えたツイートをしてくれた事を
noteしたばかりですが、
今度はNWS(米国立気象局)が
藤田博士のウェブページを作成してくれました。

作成者はNWSアラスカ州フェアバンクスの方です。
NOAAとNWSの関係は気象庁と気象台みたいなもので
NOAAグループの傘下にNWSがあります。

ウェブサイトには
アジア人差別に抗議する文章も添えられていました。
写真はカリフォルニア州オークランドに出ていた巨大看板です。
ドライブ中だったのでピントがボケてしまいました。

NOAAもNWSも、今月がAAPI Heritage Month
(アジアや太平洋の島々にルーツを持つ人々の功績などについて考える月)という事から、
気象に功績を残したアジア人を取り上げてくれたのです。

藤田博士といえば
トルネードを威力別に
F-0からF-5までの6段階に分けるスケールを考案された方です。
Fは藤田のF。藤田スケールと呼ばれています。

あだ名は”ミスター・トルネード”。

現在でもEnhanced(改良)藤田スケールが使われ
トルネードの勢力はEF-0からEF-5で表されます。
日本ではJEF、カナダなどでも採用されているようですよ。

藤田博士は英語もままならない状態で渡米したというのに
トルネードの現場では積極的に現地の人に聞き取り調査を行い
当時は貴重だった写真を分けてもらい
緻密な地図を作り解析を続けたそうです。

先週書いた佐々木教授のnoteでも触れましたが、
藤田博士の記事がありますので、興味のある方は是非ご覧下さい。

テキサス州周辺ではここ連日トルネード警報が出され
SNSにはトルネードハンターからのビデオ投稿があふれています。
トルネードの雲は雷やひょうを伴う事が多いので、
ひょうで車をボコボコにしながら
追いかけている人たちがいるのです。

今年に入ってからアメリカでは300ほどのトルネードが確認されていて
藤田スケールでEF-4も3月にひとつありました。
ちょうど私がnoteを始めるきっかけの一つになった話
気象キャスターの自宅が被害にあった時のものです。

NOAAの統計では
アメリカは年間に1,253ものトルネードが発生するそうです。


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