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春の味覚

とにかく冬が嫌いな私は、春がやってくると途端に気持ちがワクワクしてきます。

かなり珍しいと思うのですが、うちの家族は誰も花粉症ではないので、春をのんびり楽しめるのも理由の一つ。職場で皆が鼻をグズグズ言わせているなか、一人で平然とパソコンに向かって仕事をする私。かつては私も症状があったのですが、なぜか年を重ねるごとに軽くなり、今ではほぼ何も無い。

逆に老いの哀しみを感じる時もありますが、せっかく春を満喫できるのですから、美味しいものをたくさん食べて春を満喫したいと思います。

たけのこご飯

春になるとまず思い浮かぶのはたけのこご飯。
うちの近所のスーパーや八百屋さんでは、生のものや、農家の方が茹でてくださったものなど、色々出回ります。

安さに惹かれ、生を購入して茹でることに挑戦したこともありますが、まあ、けっこう面倒でした・・・。というわけで、今は迷わず茹でてあるものを購入。

でもたけのこってすぐに駄目になってしまう。このあたりで採れるたけのこは大きくて、一つ買っても一度で食べきれない。他のメニューを作ってもよいのですが、ご飯ほど人気が無い・・・。というわけで、たけのこご飯冷凍セットを作ってしまいます。

たけのこご飯のレシピは色々ありますが、私が参考にしているのはこちら。

簡単!激ウマ!筍ご飯 (炊き込みご飯) by ナウちゃん 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが382万品 (cookpad.com)

↑のレシピの分量のたけのこと油揚げ(食べやすい大きさに切ったもの)、調味料を全てジップロックやビニールにいれて、ただ冷凍するだけ。

使用するときは、
①調理開始の少し前に冷凍庫から出しておく。
②お米を研いで2合の線まで水を入れる。
③液体の調味料に相当する水分(白出汁大さじ4、酒みりん各大さじ4、醤油大さじ1の合計大さじ9、つまり135cc)を捨てる。
④①を投入し混ぜる。完全に解凍されてなくてもOK。
⑤30分ほどおいたのち、最後にひと混ぜしてから炊飯。
⑥炊きあがって味見。固かったら水を少々ふり、混ぜたあと、しばらく保温。味が薄かったら粉末出汁も少し足す。

と、とても簡単。この冷凍セットがあると、旬が終わっても少しの間なら、美味しいたけのこご飯を楽しむことができます。

桜ぜんざい

桜のお菓子が大好きな私。味も香りも豊かな桜餅、桜の花をかたどった可愛らしい上生菓子、先日は抹茶ケーキを焼き、ホワイトチョコに桜パウダーを加えたグラサージュでデコレーションしてみました。可愛くてとても美味!

でも根がものぐさなので凝ったお菓子は年に一度作ればじゅうぶん。毎回グラサージュなんてできません。面倒だけど、桜風味を楽しみたい・・・そんなときはこの桜ぜんざいがうってつけです。飛田和緒さんと谷村志穂さんの共著「ごちそう山」で、飛田さんが山で作っていたレシピを参考にしています。

①市販の桜の花の塩漬けを水につけて塩抜きする。この工程をとばすと、塩辛いぜんざいになってしまうので注意。

②小豆缶を鍋に入れ、缶に半分の水を足し、火にかける。

③好みの固さになるまで水を足す。私の場合、おはぎか?というぐらい、固めが好きなのであまり水は足しません。お汁粉のような感じがお好みなら多めに水を足します。

④①を水を切って加え、ひと煮立ち。甘みが足りなかったら砂糖を足す。私はカロリーが気になるので、パルスイートを使うこともあります。

⑤お餅を準備。トースターで焼いても、お湯につけて柔らかくしても。私は柔らかいお餅が好きなので、お湯につけて柔らかくした市販のお餅をキッチンバサミで4等分します。

⑥④と⑤をお椀によそって完成!

塩抜きをしっかりしておけば、ほどよい塩味と桜の香りがするぜんざいが楽しめます。簡単なのでぜひお試しを!

ロールキャベツ

春キャベツは冬キャベツとは明らかに色や形が異なるので、お店に並び始めると、それだけで「春が来たんだ!」というワクワク感が増してきますよね。

夫の両親が趣味で畑で野菜を育てているため、我が家には春になるとたくさんのキャベツが届きます。うちにはウサギがいるので、他の家族たちより少し多めにもらえたりもします。

低農薬で作られた美味しいキャベツ・・・。ウサギだけに食べさせるなんて勿体なさすぎる!・・・というわけで、ウサギ用に頂いたものキャベツも人間様が頂きます。ウサギはそもそも青々とした固い部分を好むので、外側に近い青い部分はウサギに、中の柔らかい部分は人間用に・・・と、仲良く分けることに。これぞ共存共栄!(ちょっと意味違う?)

一般的に固めの冬キャベツはスープや煮込みなどの熱を通した料理、春キャベツはサラダなどの生食が適していると言われていますよね。
でも春キャベツの煮込みもトロトロさが増し増しで、とても美味しいのです。

私のロールキャベツの作り方はとても簡単

(お弁当用冷凍ハンバーグ12個分)
①キャベツの葉をできるだけちぎれないように1枚ずつはがす。最初に芯をくりぬいてしまうとはがしやすい。でもやぶれちゃってもあまり気にしない。キャベツは多めが美味しいので、12枚と決めずに適当に多めにはがす。

②はがした葉をラップに包んで電子レンジでチンする。目安は自由自在に折り曲げられるぐらいの固さ。

③お弁当用の冷凍ハンバーグ(6個入りとかで売られている小判型のもの)を②のキャベツでくるむ。巻けるのがベストだが、やぶれた小さい葉たちばかりだったら、ハンバーグにかぶせるだけでも良い。

④圧力鍋に入れる。できるだけギチギチにつめ、かぶせただけのキャベツの葉は浮きやすいので、できるだけ底に折り込むか、隣と密着させる。巻ききれず残ったキャベツの葉も適当に入れてしまう。

⑤かぶるくらいに水を注ぎ、コンソメキューブ1個、ローリエの葉1枚を入れ、火にかけ加圧する。うちの鍋だと3分程度で葉がかなり柔らかくなる。

⑥圧力が抜けたら最後に塩コショウで味を調える。味が濃すぎたら水で調整。

以前テレビ番組で関ジャニのメンバーが作っていたレシピを参考にさせてもらっています。以前はタネを作るのが面倒であまり食卓に登場しなかったロールキャベツですが、冷凍ハンバーグを使うことにより、ハードルが一気にさがりました。

春といっても時には肌寒い日があったりしますよね。そんな日にうってつけのメニューです。










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