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部活の「部長」として悩むあなたに。

今日は、高校の吹奏楽部で名ばかりの部長をやっていた僕から、幸か不幸か部長に選ばれてしまったあなたにメッセージを送ります。


部長って、

めちゃくちゃ大変ですよね。考えることが多すぎる。

  - 練習メニューどうしよう?

  - 練習日程はどうしよう?

  - 今部員に伝えなきゃいけない情報って何だろう?

  - 学校行事との兼ね合いってどうしよう?

などなど。特に今だとコロナのなかで部やチームをどうするか?とか、考えなきゃいけなくて、それもとても大変なのではないでしょうか。


僕自身、

部長時代は、めちゃくちゃ忙しく過ごしていました。

「やばい来月からの練習日程組まな!」

「文化祭のステージで演奏するのに生徒会や顧問と調整しなきゃ!」

「演奏会でやる曲目を決めなきゃ!」

などなど、本当に部長としての守備範囲が広くて、しかも大概は非常にオペレーティブなもので、そのほとんど全ての業務は「部を存続させるため」でした。


そんな日々を振り返り後悔してること、

それは、「リーダーとしての役割を全く果たせていなかったこと」です。

当時は、上記のようなオペレーションを回すのに必死で、かつ、顧問が変わったタイミングということで部内が非常にゴタついていたこともあり、部を存続させることで精一杯でした。

ここにおいて、「リーダーとしての役割を全く果たせていなかった」と考える理由は主に2つあります。


①理想を持っていなかったこと

僕が部長になった理由、実はめちゃくちゃ外発的で、「先代幹部と当時顧問が合議した結果僕になったから」でした。そこに内発的なモチベーションも、自分のやりたいことも皆無でした。

オペレーティブなところは先代の部長から受け継ぎ、なんとなくこういうことをしなあかんのやな〜ってのは思っていたのですが、

  - 自分がいかなる部長でありたいのか

  - この部を1年間でどうしたいのか

といったところの思想は本当にありませんでした。

正直、オペレーションを回すのなんて僕じゃなくてもできるはずで、「部長」である僕がするべきこと(=僕にしかできないこと)は、もっと「思想を持ち」「理想を掲げ」「部をリードすること」でした。

それができなかったのは、オペレーションをすることに甘んじていた自分がいたのに加えて、そもそもリーダーとは何なのか、そもそも自分はどうありたいのか、そもそも自分は何をどうしたいのかといったことを考えたことがなかったし、もっと言えば、「それを考えなければいけない立場なんだ」という認識を全く持てていなかったからです。


②衝突を恐れ、自分にとっての「正しい」を貫けなかったこと

僕の部活、5月が引退だったんですけど、正直、2月くらいからは「早く引退したいな」としか思っていませんでした。

なぜなら、同期部員がにしか見えなかったから。

到底理解し合えない生き物だとしか思えなかったから。

僕らの引退公演である5月の定期演奏会の3部の衣装について、「部Tシャツを着るか否か」ということが論点になったことがありました。その議論において、僕は「部Tシャツを着るべきだ」と思っていましたが、色々あって多くの同期は「着たくない」という意見でした。

そこにおいて、本来は、お互いがどう思っているかということをぶつけ合って、誰もが納得するような意思決定を行うべきでした。

ただ僕はそこで、多数決に逃げてしまった。

多数決で「着ない」派が多かったから、じゃあ着ないでいっかって思ってしまった。

自分の正しいを相手に伝えて、議論して、納得すること、そこに恐怖を覚え、めんどくさいなって思って、逃げてしまった。

その背景には「同期は敵であること」「分かり合えない存在であること」という、一種諦めみたいな感情がありました。

人と向き合えなかったこと。自分も相手も諦めてしまったこと。

これって、リーダーとしてはあるまじき姿だったんだろうなぁって、今では反省しています。


こんな風に後悔しないために、

今部長(もしくは部長に限らずにコミュニティのリーダー)をしている人に伝えたいこと。

①思想を持つべし。

②ちゃんと衝突すべし。仲間は敵じゃないから大丈夫。

この2点から色々考えを広げていけば、とても素晴らしい部になるのではないかなぁって思います!一緒に頑張りましょう。

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