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イギリスで学ぶことが多かったはじめての外食。


イギリスでの外食は高い。それは、物価が高いのももちろんだが、外食に対して税(+20%)やチップ代がプラスされるから。


渡英してわりとすぐの頃、イギリスで現地の人たちに人気の『wagamama』という日本食レストランに行ったことがある。


卵アレルギーがある2歳の娘も食べられそうなものをということで卵が入っていない焼きそばと丼ぶりとジュースを3人分(3杯)注文した。
店員さんによると、一皿の量がとても多いということで、とりあえずこれだけ注文することに。


注文してすぐに娘が飽きないように小さな色鉛筆セットと塗り絵を持って来てくれた。これは日本にはないサービスだな〜と感動するわたしと夫。


その後しばらくして、注文した料理が運ばれてきた。


焼きそば
短めの太麺で野菜や海鮮、肉と具沢山。(これはもはや焼きうどん?)醤油ベースで和風な味付け。お皿も大きくてとってもボリューミー。

とりわけ後なのでいまいちな写真…


丼ぶり
細切りにんじん、かいわれ、甘しょっぱく炒めた牛肉(韓国風?)、刻みネギといった感じのシンプルな具材が白米の上にどーんっとのっていた。

丼ぶり


飲み物はどれも小さめのグラスに入っており思っていたより少なめ。


日本食が少し恋しくなっていたので(まだ渡英してすぐなのに早い)何だか懐かしい気持ちになり嬉しくて3人でシェアして食べた。


ところで肝心な料理のお味は?


正直に言うと…


いたって普通。


家でも作れるかも、といった感じ。(失礼)
それに日本人のわたしからしてこれは日本食といえるのか?(失礼)


ただ、お店の店員さんがみんなとっても親切でフレンドリーだったのがよかった。


娘が卵のアレルギーだと伝えると、とても丁寧に対応してくれて、料理の説明も細かくしてくれた。びっくりしたのが夫の横の席に座って、わざわざ紙とペンで書き出し、料理の説明をしてくれたこと。また、心配して「彼女の様子はどう?」と何度も気にかけて見に来てくれた。


娘も特に問題なく無事完食!


お腹もいっぱいになったし、そろそろと思ってお会計をお願いすると、テーブル担当の店員さんが支払い機を持って来てくれた。機械にカードを通すと、「£42.90」と画面に表示が。


この頃は£1=約¥185だったので、計算すると日本円で約¥8,000。


たか〜!!!


前情報としてイギリスの外食は高いよと聞いていたけれど、この品数とクオリティで¥8,000とは恐るべし。(失礼)しかも、ディナーでもなくランチタイム。レストランとは言ったもののかなりカジュアルなお店。


この時、夫と「あんまりイギリスで外食はできないね〜」と話したことを鮮明に覚えている。


この金額に驚いたのも束の間。さらにチップも払わいといけなくて支払い機にチップの金額を入力する画面が。店員さんも隣にいるし、いくら払えば良いのかも分からなかったので、とりあえず£3をチップとして支払うことに。(本当は10%払うのが妥当みたい…)


とても楽しい時間だったし、いい経験にはなったので高いお勉強代として支払った。


余談だが、テーブル担当をしてくれた店員さんが「あなたたちどこから来たの?」と聞いてきたので、「日本だよ〜」と答えたら「へぇ!私は日本と中国とインドネシアの血が入っているよ!」と話してくれた。
海外あるあるなのかもしないけれど、このちょっとしたやりとりでこの地にはいろんな国の方がいてワールドワイドだな〜と思った。


値段はびっくりしたけどホスピタリティも高かったし、結果的に初めての外食(イギリスでの)がここのお店で良かったな〜と思ったのだった。


やっぱりイギリスでの外食は高い。自炊頑張る。

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