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【やり抜く力 GRIT】成功を掴む「やり抜く力」の3ステップ+α

📚アンジェラ・ダックワース|やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

こんな方におすすめ!
✅達成したい目標がある
✅やり抜く力を身につけたい
✅三日坊主を卒業したい

 今回は、『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』から、成功のために必要な「やり抜く力」について紹介します。
 皆さんも新たな目標を立てて行動を始めた時に、他のことに気が散ってしまったり、今やってることが本当に意味のあることなのかわからなくなって、結局達成できなかった目標がいくかあったりしませんか?
 ぜひ、目標達成に大きく役立つ「やり抜く力」を身につけて、自分のやりたいことを達成しましょう。


1.やり抜く力=「情熱」×「粘り強さ」×「方向性」

▶︎やり抜く力とは?
 やり抜く力(グリット)とは、「情熱」と「粘り強さ」、さらに「方向性」によって決まります。ちなみに、目標達成に学力・体力・適性・外交性・情緒安定・誠実性は関係なく、必要なのはやり抜くための努力ができるかです。そして、やり抜く力はあらゆる分野の成功に共通する必要な能力となります。

▶︎“やり抜く力“が最高のパフォーマンスを出す!
 最高のパフォーマンスは、小さいことや当たり前のことを一つずつ達成して、それを無数に積み重ねた結果です。偉業とは、小さな達成の積み重ねで、いづれなっていくものです。たしかに、あまりに完璧なものを見ると、「天賦の才」として、自分の努力を諦めてしまうかもしれません。しかし、偉業の達成には、一つのことを考え続け、ありとあらゆる手段を利用した先にあります。つまり、無数に重ねる小さいことや当たり前のことを努力し続ける力がやり抜く力というわけです。
 では、努力が目標達にどれだけ必要な要素なのか、達成の方程式を用いて解説していきます。


2.達成の方程式

▶︎【達成の方程式】

「才能」×「努力」=「スキル」
「スキル」×「努力」=「達成」

 この達成の方程式での「才能」とは、努力が実るスピードを意味しています。スキルの修得スピードは人それぞれです。なので、才能がないから諦めるのではなく、自分が努力できるものを探すことから始めてみてください。
 そして、達成の方程式の「達成」は、成果を意味しています。
 この方程式のポイントは、「努力」が二箇所あるところです。また、今回の達成の方程式には外的要因は含まれていません。つまり、自分の努力量をどれだけ多くできるかが、達成への重要項目となります。

▶︎情熱と粘り強さ
 情熱があるとは、人生でやりとげたいことにじっくり取り組む姿勢です。最上位の目標のための、中目標が存在し、それらを達成するための手段を考えます。これらの目標と手段の関係は、ピラミット型になり、最上位の目標から下に向かって手段に分解されていきます。しかし、いきなり最上位の目標が思いつかないこともあるかと思います。そんな時は、逆転の発想がおすすめです。つまり、現在行っている行動から、なぜその行動を行っているのか考え、なぜを繰り返した先に最上位の目標が見えてきます。このピラミッドを作る目的は、時間とエネルギーの配分を見える化することです。時間とエネルギーは有限です。そのため、必要なものに多く投資する必要があります。また、粘り強さのポイントとして、最上位の目標は変えずに、手段を変えていくことです。つまり、一つのことに取り組む情熱と、達成のための手段を変える粘り強さが”やり抜く力”に必要です。

▶︎情熱と粘り強さを持つ偉人の特徴
□ 遠くの目標を持つ(情熱)
□ やめない(情熱)
□ 目標を守る(粘り強さ)
□ 諦めない(粘り強さ)


3.やり抜く力を伸ばす3ステップ+α

▶︎「努力」するための3ステップ+α
 スキルは数年ごとに【興味】→【練習】→【目的】の3段階で進歩していきます。また、それらを支える【希望】が必要となります。
 これらの4つの要素について説明してきます。

【興味】-初期-

 興味を持つメリットはなんと言っても、満足度upとパフォーマンスupです。しかし、自分の興味を見つけるのは意外と難しいと感じる人もいるかもしれません。興味には、「発見」と「発展」の段階があり、発見するのには時間が必要です。そこで、なんでもとりあえずやってみることをおすすめします。物事はやってみないとわかりません。たとえ、初めはできないことでも、できるようになることで、だんだんと好きになることもあります。
 ぜひ、とりあえず挑戦する精神をもちましょう。そして、自分の興味が見つかったら深掘りして発展させていきましょう。

【練習】-中期(カイゼン)-

 練習に必要なのは、「時間」と「質」です。「時間」と「質」を最大限にする「意図的な練習」として、3サイクルを紹介します。

 ①(弱点克服のための)目標設定
 ②(弱点克服のための)努力
 ③ 反復練習+フィードバック

 このサイクルでは、強みを伸ばすことより、弱点の克服に重点を置いて練習します。また、この練習を支え、加速させるのは、「いつ・どこで・何をする」を習慣化することです。

【目的】-後期-

 目的では、最終的に、「どう社会の役に立つのか?」、「自分の価値観と合っているか?」を自問自答し、自分の納得できる目標設定を立てることが必要です。その目標に向けてやり抜く力を発揮していきましょう。

【希望】

 やり抜くための障害となるのは、苦痛を回避できないと思う「無力感」です。この「無力感」にならないためには、闘い続けて乗り越えられる希望を持つ「楽観主義」になることです。粘り強くなるためには、「成長思考」と「楽観主義」が必要です。
 成長思考とは、能力ではなく努力不足に焦点を当てて、自分は成長できると思える思考です。そして、「楽観主義」はなんとかできる方法を模索することです。この二つから、努力でなんとかする方法を考える「粘り強さ」を身につけていきましょう。


まとめ

 今回は、『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』から、成功のために必要なやり抜く力について紹介しました。
 グリット(やり抜く力)は、才能ではなく、努力で目標達成するために必要な力です。目標達成のために、どれだけできることを積み重ねられるか。そして、その努力を続けられるかが重要です。そのために、才能がないのではなく、努力が足りないと思えるような思考に変えていく必要があります。さらに、自分の力だけでなく、周りの力・集団の力も積極的に取り入れていくことも成長を加速させるのに役立ちます。ぜひ、自分にできる小さな一歩から取り組み始めて大きな目標を達成しましょう。

 最後まで読んで頂きありがとうございました。

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