涙が落ちる、その順番

あなたが傷ついたとき、絶望したとき

わたしは1番近くに居ることができるのか。


涙を流すあなたを遠巻きに見つめて、何をすればいいのか分からなくて立ち尽くす事しかできないかもしれない。

あなたの中でわたしは何番目の立ち位置なのでしょう?

欲張れないわたしなど、徐々に薄れていっても仕方ないと覚悟している。

駆け引きなんてない、純粋な意図の中をただひたすらに追いかけた。「あなた」という影を。

傷ついたとき真っ先に駆けつけたとして          あなたの涙をハンカチで拭って、胸に抱き寄せたなら1番になれるのかな?

そんな弱味に漬け込むような自分の考えに頭痛がした。

1番になるためになんて考えたことなかった、あなたを追えればそれでよかった

でもあなたは泣いていた。理由なんてしらない。

その時思った。

やっぱり1番になりたい

わたしは悪くない。あなたの涙がそうさせた。

卑屈と思う?歪んでいると思う?

恨むなら悲しみを恨んで。わたしは遠巻きに見つめてなにもできない卑屈な12番目より

あなたの涙を奪い、卑屈で歪んだ1番がいい。





#詩 #ポエム

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