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陽極まればインシデンツ

あまりにも急に、ピスタチオって何なのか気になること、あるでしょ?ある、でしょ?そうだと言って、くれないか〜?どないした〜(わたしは独り言が多いから、自分でツッコミをいれないといけない。それが、どないした〜、である。たんまり喋ったあとに我に返る間もなく、どないした〜、うん、完璧な空間が我が家にはあるのです)。 ヤミ金に手を出さねばならぬほど痛手を負った訳ではないが、つまり、株価の暴落に頭を抱えると思いきや、それなりに大きい損失の清々しさたるや。日本語は意外と難しいのかもしれない

    • たまにはエッセイも書きたい

      上が短い天がキモい。 スーパーでかつおのたたき(味付き)を買った。しょっぱい。しゃーない。市販の、よくある【誰もが不味いとは言わないが賛否が分かれるおいしい味付け】って感じ、この感じ、久々すぎる。こいつに合わせてスーパードライも買った。贅沢しちゃってるネ!!たまにはエッセイも書きたい。 いつスーパードライを飲もうか考える。帰ってすぐ?手も洗わずに?落ち着け!とりあえず冷凍庫にぶっこんで、スーパーで買ってきた諸々の食材をこれまたぶっこむ。今?スーパードライ今かな?今行きたい

      • 満と聡

        「ごゆっくりどうぞ」 ウエイターが席を離れる。ふたりは目を合わせた。 「それ、なに?」 「イカとアスパラのペペロンチーノ。カルボナーラ?」 「そう」 「……」 ふたりは見つめ合って沈黙した。 「じゃあ……」 聡は沈黙を破った。それを聞いて、満は口角を更に上げ、目を輝かせた。声は興奮のあまりわずかに震えた。 「今日はパスタということで……」 「始めましょうか」 ふたりはほとんど同時にフォークを掴み、徐ろに巻き取り、口へ運んだ。 ズズッ…ズズズズ……ズチュ

        • 爆睡佳菜子

          「えーと、是政駅に行くには……武蔵境か」  佳菜子は爆睡軒の広告を避けながら、乗換案内を検索していた。 「爆睡チャーシュー最近しつこいな。何を検索したらこうなるの」  すると、家の窓を閉めてきたかどうか急に心配になり、佳菜子は爆睡したくなってきた。これはよくあることだが、今朝はかなり爆睡感がある。そのうえ、手元のスマートオブザフォンにはつくばエクスプレスの時刻表が表示されていて「あーもう、穴があったら入って爆睡したい!」と、ほとんど周りに聞こえるくらいの声量で佳菜子は呟いた。

        陽極まればインシデンツ

          wonderlearned

          「外お見てよ」 「どれどれ、おー、外だな」 「でしょう」 「ベランダお握りしめているのは、カルモくんかな?」 「どこどこ?」 「どんどこ」 「どん!」 「ミモル、早く食べなさい」 「はーい」 ミモルは父の言うことお聞いて早く食べ、それから言った。 「ねえ、外お見てよ」 「どれどれ、おー、外がある」 「でしょう」 「まるで空の下だな」 「マストアイテムなの」 「やっぱり、あれはカルモくんだな」 「ベランダお握りしめているとかいうカルモ」 「カルモ」 「パパ、ココアお飲もうよ」

          ねぎまねぎまレバー

          ねぎまねぎまレバーを引いてみましょう。水が沸いて、お湯になり、きっと本八幡からはずっと森下ですね。千切れそうな紙の真ん中に書かれた"豆"は、まもなくそのトメハネハライだけを残して風に舞い、大きなエスカレーターの上でリズムに乗って、下におりるのです。由美子がきっとそれを見て「そうだ、豆の中だったわ!」と言うでしょう。彼女はイソフラボンの所在を忘れていた頃ですから、これは思いがけない閃き、と言ったところでしょうか。まんべんなくモップを飾った壁はいつでもわたしたちの目の前に現れます

          ねぎまねぎまレバー

          乗り気移り気

          意味のことは、考えたくない。寝て、起きて、ご飯食べて、バス乗って。意味のために生きているんじゃない。意味よりも先導に立って、そいつに主導権を握らせてはならないと思う。生え揃わないローズマリーを掌で無造作に撫でる。徐ろに掌にパラダイスがノリウツギて、まるでアジサイがポップコーンの弾け飛ぶイメージに基づいていることも知らず、スーツを着た会社員や制服を着た学生たちは空気を共有し呼吸を盛んに行った。「間違いなく次は至誠学舎東京前」アナウンスが間違っていると思ったのは、普段に比べて間違

          乗り気移り気

          マカダミッ夏、ア…

          フードを被っているのは、タクシーに乗ろうとしてやっぱりやめて、バスに乗り込んだ女性みたいな男性みたいな、つまるところ、生命という惰性であった。チャージするのに5分もかかって、乗客はぶつけどころのない怒りを、窓を全開にしたときに吹き込む風を浴びることで、晴らしていたように思う。ゆえに、バスはある意味では寒く、ある意味ではこの季節特有の心地よさを有した、つまるところ、巷で言うところのオナホールと言うHALLの中で、オナ活なおかつ、クラシックを聴くのに適した椅子に、座っている椅子に

          マカダミッ夏、ア…

          一階庭付きバストイレ別駅徒歩10分39000万

          一昨日の夜 40人くらい乗ってたバスが 静かすぎて怖かった あのときたぶん軒並み株価が下がったから みんな通夜だったのかも そして今 日経平均株価最高値を迎えて 練馬駅のホームに人だかり 練馬駅のコージーコーナーに人だかり わたしのお耳にフューチャーファンク バブルの効果はすごいみたい 弾けるとやばいっていうけど こないだ買ったミラーボール輪姦して ディスコするんだ バブルが弾けるより先に アパートの床 ヌきます 踊りすぎる 大丈夫 一階

          一階庭付きバストイレ別駅徒歩10分39000万

          お疲れ様でした!

          俺も 窓のへりに腕を乗せて 手を外へだらりとしてみせるわけだ 男になりたすぎて

          お疲れ様でした!

          ハハ!

          わたしのかばんの鈴が鳴るから吠える犬が この家の中にいるはずなんだけど 今日も昨日も鳴かなかったから もしやゲームするね スタート! ……もしや?…… フィニッシュ! ハハ!ちがうよもやしゲームじゃないよ なにそれそんな味噌ラーメンみたいなゲーム 誰がやるの?

          泣かないけど

          泣いてる人の顔をズームするみたいな 狡いテーマ、ってある 泣かしに来たね 泣かそうとしたね どうしてそう泣かそうとするの それでわたし つよくなれるの それとも

          泣かないけど

          罰金

          こう、暖かくなってきて また、春が来たね うん、そうだね なんて言い合うのは もう、やめよう またとない時間の中で また、と言って うん、と言わせて ぼくたち ばか、じゃないか そのうち あと、どれほども〜ない とか もう、どれほども〜ない とか じつに! ばか、なことを 言い出したくなって やっぱり 言い出せば ばか、な返事 ばか、なやりとり しかし、かなり流暢に!! できてしまうのはなぜ!! 進化しているぼくたちは (ぼくはいまも進化していると思う) 暇をつくってまで 考

          春の匂い

          春の匂いがする         いいえ、焼きそば 春の匂いがする         いいえ、たこ焼き すん すんすん すん 油の匂いがする         はい、そうです

          交換ミッキー

          ねえ、交換ミッキーしない? いいよ、交換ミッキーしよう ぼくのもとにきみのミッキー きみのもとにぼくのミッキー ぼくはどうしよう? ここにはきみのミッキー 明日ぼくは訊こうと思う きみ、ぼくのミッキーになにした? ってね いや こう訊こうかな? きみ、ぼくのミッキーになにをした? 持論 なにした、と、なにをした、は重さがちがう でも いま訊こうかな? 「きみ、ぼくのミッキーになにしてるんだい?」 「どうしたんだい、夕食中さ、なんにもしてないよ」 な《ん》にも、だって してたっ

          交換ミッキー

          酒とデートとケーキとエッチ

          酒が飲める飲めるぞおおーーていう歌を聴けばわかる通り、酒を飲む理由が欲しいわけだ。いやいや、理由なんかいらないじゃんね?いつだって酒飲もうよ、いつだってデートしようよ、いつだってケーキ食べようよ、いつだってエッチしようよ。これをクリアすると、次のステップに進むものだ。どこでだって酒飲もうよ、どこでだってデートしようよ、どこでだってケーキ食べようよ、どこでだってエッチしようよ。何かをクリアしたあとは、必ず次のステージに至るものだ。誰とだって酒飲もうよ、誰とだってデートしようよ、

          酒とデートとケーキとエッチ