006 かささぎの【令和訳百人一首】
【原文】
かささぎの 渡せる橋に おく霜の
白きを見れば 夜ぞふけにける
(中納言家持)
【個人的解釈】
冬の空にかかる天の川に散らばる
霜のような星の白さをみると
夜が更けたな、と思うよ
【感想】
七夕伝説のかささぎを入れてるのに
冬の夜を歌ってるの、エモいな。
私もね、夏の星空より冬の星空の方が好き。
天の川って子供のころから植え付けられてるから
星々が集まってるの見ると
「川」っていうイメージ以外浮かばないよね。
冬の街はイルミネーションがキラキラしてるけど
深夜になると灯りも消えて星だけになるよね。
空気が澄んでるからなのか
夏の星よりも冬の星ってキラキラ感が増す気がしません?
この感覚、私だけなのかな。
【令和に言い換え】
深夜になっても
空がイルミネーションみたいにキラキラだ
そうか、天の川が架かってるのか
【備忘録】
・かささぎ:カチガラス。
・かささぎの橋:七夕の夜にかささぎが天の川に翼を連ねて橋を架け、織姫と彦星を会わせた、という伝説。
・1~4句:冬の空にかかる白い星々の天の川を例えている。
【自己評価】
★★★☆☆
句にあるロマンチックな雰囲気と、星の輝きを
イルミネーションに当てはめることで
想起させやすくできたかな……。
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