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離婚までのカウントダウン「『え?』と思ったリアクション記憶」①

結婚して15年。子ども3人は小・中学生。スイッチ入ると妻子に暴力をいとわない正義漢の夫と離婚する決心がやっとつきました。でも、一体どうやって離婚を上手にできるのか?日々の赤裸々ノンフィクションを語ります。妻側のバイアスがかかっていますが、最大限フラットな目線で書きたいと思っています。自分の心の整理の目的もあります。

ああ、転職面接の結果がまだ送られてこないのが不安で仕方ない…。
送られてきて、合格だったらそれはそれでその後いよいよ腹くくる必要があるから不安だし
不合格だったら、膝から崩れ落ちそう。

つまり、何をやっていても落ち着かない!

不安の源は全部離婚活動に伴うものです。
つまり、この多大なストレスを回避するためには、理論的には離婚をしなければいいわけで、そうなると不思議と嫌な気持ちも記憶も姿を消そうとするんです。人間の脳って本当にふしぎ。

ということで、ここで立ち返るために、離婚活動をする前の日々ほぼ毎日反芻してしまって苦しんだ過去の気持ちの清算をここで行うことにします。

「『え?』と思ったリアクション記憶」

こちらもイライラしていてケンカになるとしたら納得できるし、あとから振り返ったときに、「こっちも悪かったな」と反省する材料になるわけですが

どうも私の予想が及ばない箇所で、意外なネガティブリアクションが多々あって、心が凍り付いたものでした。とりわけ自分が本当に苦しい時やパニックになったときに「うそでしょ?」と(私が勝手に)思うリアクションで、どこを探しても自分の落ち度が分からず、混乱するいくつかのことが心に残っています。それらの一部を書いちゃいます。書いたら、なんだかすっきりするかもしれないという個人的な目的で。


①ウクレレ事件

私の誕生日。「プレゼント何がほしい?」というので、「ウクレレかカホン(太鼓)がほしくて買おうと思っている。私ウクレレを自分で買おうと思っていて、もしカホンをプレゼントしてもらえたらとてもうれしい」と答えた会話がありました。
たくさん探して素敵なウクレレを見つけて私は自分へのプレゼントに買いました。そして
「ねえねえ!見て!とても素敵なウクレレ見つけて買ったんだ!」
と夫に伝えると、みるみるうちに顔面が硬直したような険しい表情になり
「俺が買うっていうことになっていたじゃないかよ!」
と本気でキレていました。プンプン、とかじゃなくて。瞳孔が小さくなるような威圧的なとても怖い感じ。文章にすると伝わりずらいですが、ゾッとしました。
そして結局その年の誕生日は何もプレゼントはありませんでした。

②子ども不登校事件

長男が1年生の時。
楽しみにしていた小学校も1ヶ月を過ぎるころに、つらくなってきたようで
「学校に行きたくない!地獄だよ!」とトイレにカギをかけて泣きながら閉じこもっていました。
心の話なので、丁寧に話しを聞こうとそっとしていたら、息子がトイレをようやく開けて外にでたタイミングで―。夫が、息子をつかみ上げ、担いでランドセルを持って、小学校に向かい始めました。
そして「学校に行かない、なんていう選択肢はねえんだよ」と言って、泣き叫ぶ息子を小学校まで連れて行き、先生に受け渡しました。
私はその後ろから追いかけるような形で、自己嫌悪になりました。
関係ありませんが、その時の夫はTシャツにトランクスといういでたちで、そっちの方がよっぽどおかしいんじゃないかと思いましたが、当時はまだ
笑えたりしていたフェーズだったのでスルー。


③子ども望遠鏡その他

買い与えるが、絶対に手伝いません。
幼稚園の息子に「誕生日何がほしい?」と(夫)が聞いたら
「望遠鏡」といいました。
そして望遠鏡がプレゼントされましたが、喜んだ息子が頑張って組み立てようとするも途中でリタイア。私も手伝ってみたがリタイア。
そのままにしていたら、半年後くらいに、別のきっかけから望遠鏡の話になり恐ろしいほど怒られていましたけど、あんなに怒るのなら、手伝ってあげたらいいのに、とちらりと思ったものでした。望遠鏡だけでなく、その他すべてのものについて、与えるけど手助けはしない。できなければ人格否定するくらい叱責、がパターン。子どもだけでなく、私も対象。

④車のエンジンストップ⇒facebook恥ずかしい発言

中古で買った車に乗っていました。
販売店に点検してもらった上で乗ったわけですが、ある日運転していたら、とつぜん「シューン」とエンジンが停止し、路上でストップしてしまうというこわい事態に。赤ちゃんと幼児の子どもが3人乗っていたので、ヒヤヒヤしながらロードサービスに来てもらいました。最寄りのディーラーで見てもらったところ「以前点検した時に、この欠陥を見逃すはずがない」という見立てでした。修理するのに10万円もするというので「そりゃないぜ」と思い、検査証を書いてもらった上で、販売店に問い合わせたところ「こちらではサポートいたしかねます」の一点張り。本当やりきれなくて、そのことをFacebookの投稿に書いたんです。当時本当に貧乏だったから誰かに相談したい気持ちもあって。
そしたら、それを見た夫がこう言ってきました。


夫:「Facebookみたよ」
私:「見た?くやしいし、かといってどうしたらいいか分からなくてさ」

夫:「…あんな文章投稿して、恥ずかしいから止めろ」

路上でエンジンストップして、子どもたち3人を非難させたときの恐怖に寄り添うこともなく、心配も共感もなく

(なんだそれ…)

10万円払って、終わりました。残ったのは泣き寝入り感と孤独感。
それ以来Facebookで夫をブロックしています。

(つづく)


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