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あなたが望む本当の変化のために、無料のオンライン学習プログラム「u-lab」でU理論を実践的に学びませんか?

※2022/08/18 以前の記事を大幅に加筆・修正しました。

過去の延長線上ではない変容やイノベーションを個人、ペア(1対1の関係)、チーム、組織、コミュニティ、社会のレベルで起こすための原理と実践の手法を明示した理論、「U理論」。

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過去や偏見にとらわれず、自己・組織・社会に対して本当に必要な「変化」を生み出す技術として、非常に実践的な方法論です。

U理論は、国内では、ファシリテーションや組織開発の手法として広く認知され、一般的にはビジネス領域の人に注目されている感があります。

ただ、U理論は「問題解決の手法」として誕生したわけではありません。
複雑な状況や先が見えないカオス(混乱)の中にあって、新しい未来を見つけ・生み出すために開発された理論と実践です。

したがってU理論は、そんな状況に今まさに対峙している方、たとえば以下のような方たちにもっと広く知ってほしいと個人的には願っています。

  • 人の変化(変容)や成長を支えたり「教育・学習」に携わる方

  • 福祉・保健・ウィルビーイングに携わる対人支援職の方

  • まちづくり・地域づくり・コミュニティづくりに携わる方

  • アートやデザインなど創造のプロセスを生業にしている方

  • 自分の将来・未来を生き生きと描いていきたい方

  • 今の働き方・暮らし方を新しい目で見つめ直したいと思っている方

  • 育児・出産、転職、セカンドキャリアなど「人生の転機・ライフステージの変化」の最中にある方

  • 社会の本質的な変容を願って行動したい方

2020年の年度末から世界的パンデミックとなった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、私たちの暮らしはより「先が予測できなく」「複雑」なものになりました。
時代が後押ししています。「こんな時だからこそ、今、U理論」なのです。

そんなU理論をオンラインで学べるグローバルな取り組みがあります。
それが、U理論の普及機関「Presencing Institute(PI: プレゼンシング・インスティテュート)」が展開する、U理論の学習プラットフォームu-school(ユー・スクール)です。

「u-school」にはたくさんの学習プログラムやリソースがあります。

その中でも「u-lab(ユー・ラボ)」と呼ばれる無料のオンライン学習プログラムは、これからU理論を実践していきたいと思う人のために最適です。

僕は現在、日本のU理論の実践者サポートを目指すチーム「u journey team MINAMOTO(ユー・ジャーニー・チーム 源(みなもと) )」に運営で関わっています。

この記事は「u-lab」に参加し、U理論を一緒に学び、そして実践していきませんか?というお誘いになります。

(1)「u-lab」の対象者は誰?

「u-school」では、対象者を「チェンジ・メーカー(平たくいうと「組織・社会・世界をよくしていくための深い変化をつくりだしたい人」)」と想定しています。
これは学習プログラム「u-lab」でも同様です。

「チェンジ・メーカー」という言葉通り、学び手は明らかに「Practitioner(プラクティショナー)」です。
プラクティス、すなわちU理論を実践(Practice)したり、それを自分の現場で試そうと練習(Practice)する意図がある人が対象になります。

あなたは、U理論を暮らしや仕事の中で活用しようとしている人ですか?
そういう方は、もちろん実践者です。
ぜひ一緒に学びましょう。

一方で「特に活用の場面は思いつかないなぁ」という方。
U理論にふれたことが無い方や、一度学ぼうとしたけどそのままになっている方の中には、そう思っている方もいるかもしれませんね。

「じゃあ、関係ないか…」と、ちょっと待ってください!
たとえそうだとしても、あなたは日常の暮らしの中で「もっとこうなればいいのに」「もっとこうしていきたい」と思っていることはありませんか?

そういうことがあるならば、U理論はそれを推進する助けに、きっとなります。
じゃあ、やっぱり一緒に学んでみませんか。
あなたが望む本当の変化のために、U理論を。

(2)「u-lab」はどんな学習プログラム?

「u-lab」のイメージ絵図(スクライビング)

「u-lab」は、U理論実践のための総合的な学びを提供する無料オンライン・プログラムです。
無料である理由は、U理論は「アウェアネス(意識)に基づくシステム変革」をベースに据えたアプローチなのですが、その手法やツールを誰でもアクセスできるようにする(民主化する)ため、とされています。

「u-lab」は、内容に応じて「0x(ゼロ・エックス)」「1x(ワン・エックス)」「2x(ツー・エックス)」「3x(スリー・エックス)」のエディションがあります。
これらは年間を通した学習サイクルとなっており、1x→2x→3xは連続的な学習体験になります(0xは自学自習型の独立した学習プログラム)。

(3)u-lab 0xはこんな学習プログラムです

  • 自学自習型の「個人で学ぶ」学習プログラムです。

  • 「u-school」の該当ページで受講登録後いつでもすぐに学び始めることができます。

  • 日本語対応済みです。

  •  2022年現在、3つのテーマで映像コンテンツが配信されています。

    1. エゴからエコへ:3つの分断(映像数:4)

    2. U理論のフレームワーク(映像:2)

    3. オペレーティングの4つの水準(映像数:4)

なお、英語読解にアレルギー反応がある方向けに、「u-lab」の登録方法を日本語でまとめた記事も作成しています。

(4)u-lab 1xはこんな学習プログラムです

▼u.lab 1x紹介ビデオ(英語です)

  • 自学自習型の学習コンテンツを個人で学び、また定期的に開催されるライブ・セッションに集いながら、数ヶ月間の「学びの旅(ラーニング・ジャーニー)」を辿っていく「集団的な」学習プログラムです。

  • 総合的にU理論を学び、また実践の立ち上がりまでをサポートします。

  • 毎年9月〜12月に開催される4ヶ月間の学習プログラムです。

  • 公式キャッチコピーは「Leading From the Emerging Future(出現する未来から導く)」。「プレゼンシング(Presencing)」という、U理論の中でもっとも重要な概念の理解を深めていく(肚落ちさせていく)ことがポイントとなります。

  • 学習コンテンツは、MOOC:ムーク(Massive open online course:大規模公開オンライン講座)の世界的プラットフォームの1つであるedX:エデックス(マサチューセッツ工科大学とハーバード大学によって創立されたMOOC)」を通して提供されます。

  • 受講のために、以下の3つの登録を済ませる必要があります(開催期間中であればいつでも登録できます)。

    1. 「u-school」の「1x」科目ページでの受講登録

    2. 「edX」へのユーザー登録

    3. edX内の「1x」科目ページでの受講登録

  • オプションとして「edX」が発行する「修了証書(certificate)」を受領することができます(有料。ただし「edX」の仕様変更で、2022年12月15日以降は受領不可)。

  • 以下の4つについて、team MINAMOTOが提供する日本語話者のためのサポートがあります。

    1. 「ソースブック(Source Book)」という、60ページほどの学びのハンドブック(日本語版)の提供

    2. 期間中、全4回で開催される「ライブ・セッション」の録画アーカイブ視聴会の開催(公式の配信とは別に、独自の日程で開催)

    3. 「u-lab 1x」を学ぼうとする日本語話者の人たちのためのオンライン・プラットフォームの整備(Facebookグループ)

    4. 実践者としてのリーダーシップを磨くU理論の手法である「コーチング・サークル」といわれる定期的な自主グループ活動の斡旋(当該活動はu-lab 1xのカリキュラムに含まれています)

なお、英語読解にアレルギー反応がある方向けに、「u-lab」の登録方法を日本語でまとめた記事も作成しています。

(5)u-lab 2xはこんな学習プログラムです

▼u.lab 2x紹介ビデオ(英語です)

  • U理論の実践を進めていきたい「チーム(「HUB:ハブ」と呼びます)」がU理論の方法や考え方を取り入れながら活動に取り組み、また定期的に開催されるライブ・セッションに集いながら、数ヶ月間の「変革の旅(イノベーティブ・ジャーニー)」を辿っていく「集団的な」学習プログラムです。

  • U理論の実践チームの活動推進をサポートします。

  • 毎年2月〜5月に開催される4ヶ月間の学習プログラムです。

  • 公式キャッチコピーは「From Prototype to Ecosystem Impact(プロトタイプからエコシステムへのインパクトまで)」。U理論を取り入れたプロトタイプ(=試行的な)活動イニシアチブ(=課題解決のための取り組み)を、エコシステム(社会的な循環システム)に波及させようとすることを目指します。

  • 学習コンテンツは、Howspaceという「コラボレーション・プラットフォーム(人々が協働するためのオンラインの場。SNSのようなもの)」の専用ワークスペース(=受講登録をする人たちが参加できる専用webページ)を通して提供されます。

  • 受講のために、以下の2つの登録を済ませる必要があります(開催期間中であればいつでも登録できます)。

    1. 「u-school」の「2x」科目ページでの受講登録

    2. 「Howspace」のワークスペースへの参加登録

  • 以下の3つについて、team MINAMOTOが提供する日本語話者のためのサポートがあります。

    1. 期間中、全4回で開催される「ライブ・セッション」の録画アーカイブ視聴会の開催(公式の配信とは別に、独自の日程で開催)

    2. 「u-lab 2x」を学ぼうとする日本語話者の人たちのためのオンライン・プラットフォームの整備(Facebookグループ)

    3. 2xの実践チームに対する、相互に学習・交流・研鑽し合うオンラインの場の呼びかけ(当該活動はu-lab 1xのカリキュラムに含まれています)

    4. なお「u-lab 2x」も1xと同様、専用の「ソースブック(Source Book)」という学びのハンドブック(50ページほど)が存在しますが、その日本語版を提供することは未定です。

なお、英語読解にアレルギー反応がある方向けに、「u-lab 2x」の登録方法を日本語でまとめた記事も作成する予定です(2023年初頭に追加執筆予定)。

(6)u-lab 3xはこんな学習プログラムです

  • 社会や組織で大きな変化を主導し、U理論の実践をさらに進めていきたいリーダーが、共に成長し、共に学び続けるエコシステム(社会的な循環システム)のネットワークを構築するための高度な学習プログラムです。

  • 3xは2022年に新たに発表されたもので、詳細はまだ公開されていませんが、1xや2xと同様に数ヶ月間開催される、「進化の旅(エボリューショナル・ジャーニー)」を辿る「集団的な」学習プログラムになる可能性があります。

  • 1x・2xと異なり、受講者は招待制であることが発表されています(詳細は未発表)。

  • 学習期間や学習コンテンツの提供の仕方も、現在未発表です。

  • 1x・2xと同様、team MINAMOTOが日本語話者のためのサポートを提供できる可能性があります。

なお、英語読解にアレルギー反応がある方向けに、「u-lab 3x」の登録方法を日本語でまとめた記事も作成する予定です(公式発表後に追加執筆予定)。

(7)1年の締めくくりに「グローバル・フォーラム(年次フォーラム)」に参加しよう!

「u-lab」とは少し違うのですが、1x→2x(→3x)の学びのサイクルの締めくくりとして、Presencing Institute(PI)が主催する年次フォーラム「グローバル・フォーラム(以下GF)」への参加を勧めています。

これは、世界中のU理論実践者が一堂に会する機会で、毎年6月頃に開催されるオンライン・イベント群です(無料から参加可)。

GFについて詳しくは、別記事の見出しからご確認ください。

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