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変形性股関節症手術の記録 その2

変形性股関節症の悪化から人工股関節置換手術をしました。
手術から1年経過して、ほぼ普通に歩く/しゃがむ等の動作が出来るようになりました。ふと足を動かすだけで痛みが走っていたのが嘘のようにスッキリ。真っ直ぐ足を伸ばして仰向けに寝られるし、睡眠中に身体をずらしただけでズキっとくる痛さで目覚めることもありません。
健常な方にすれば極当たり前なことが二度と味わえない平穏だと思っていた2年間は何だったんだろう?な位に安らかに暮らせています。

手術すると決めてから退院するまで、コロナ禍でのおひとりさま入院生活とリハビリ経過。多くの方達にに助けて頂いたおかげで今があるのを忘れないためのnoteです。


手術5週前~ 検査と準備

予定通り手術の1ヶ月まえになり検査の日。検査項目は以下の通り。結果の確認は翌週。

  • 胸部 腰椎レントゲン

  • 心電図 血栓があるかの確認のため両足の付根から足首までエコー

  • 採血6本 (「HIV抗体検査」の同意確認あり)

  • 採尿 (暑すぎで汗かいたからかあまり出ず)

検査結果確認

検査結果を確認して問題がないことからいよいよ手術実施が本決まり。
具体的な説明があり下記の書類にサイン。
  人工股関節置換術および全身麻酔、輸血に関する同意書
  日本人工関節学会に手術内容が登録される同意書

手術・入院について説明を受ける

  • 手術同意書に保証人の署名・捺印が必要(近い親族がいない人は応相談)

  • 麻酔を使っての手術について

  • 手術で使用する自分の血液を、手術の2週間前と1週間前の2回に分けて採血する(※4)

  • 入院期間は一ヶ月を予定

  • 高額医療費控除手続き(*お金関係は後でまとめています)

  • 持ち物などは「入院患者さんへ」のしおりを渡されて家で読む

  • 両手両足の爪はネイルオフ

  • 病室内でのスマホ/タブレット類の利用禁止

  • 個室の希望確認                           *当時は病棟の1フロアがコロナ患者専用となっており、個室は早目に
     申告しないと押さえられない状態でした。

  • 手術着/病衣などレンタルの案内

  • クリーニングの案内

<コロナ禍特別ルール>

  • 手術の前日から入院。PCR検査をして陰性確認が取れたら病棟に入れる

  • 一度病棟に入ったら退院日まで出られない

  • 患者同士の接触を少なくするため病室間の訪問禁止

  • 面会禁止

  • 身体拭き用のタオル/バスタオルは病院側のレンタル品を使用(有料)    日々の清浄には厚手の使捨て紙タオルを温めたもの数本が配布され     シャワー浴や洗髪時のみ布のバスタオルを使用でした    

要確認ポイント

ていねいに説明を受けましたが、実際に入院してから知った驚愕の事実もあったので、確認しておいた方が安心なことを以下に。
 ・履物の種類 
   リハビリ用に指定があるか? 内庭や屋上など病棟から出る時には 
   履き替えが必要か?入院時の靴が革靴またはサンダル等のリハビリに
   不適切なものだと別途用意が必要かも。
 ・病棟に売店があるか? コロナ禍では外来用フロアに売店があっても、
   入院患者は行けない状況でした。であば持込む物が当然増えますよね
 ・コインランドリーがあるか?外部クリーニングに出す場合の回数は?   
   こちらもコロナ禍では利用禁止。
   持ち帰って替えの衣類を持って来てくれる人がいないので、業者に
   洗濯してもらいます。業者が週に何回/何曜日に洗濯物を回収して
   洗ったものを持ってくるのかが分かれば、ローテーションに合わせて
   用意する衣類の枚数が決まります。
 ・給湯室/ウォ-ターサーバーのお湯を利用できるか?
   お湯が自由に飲めるならお茶やコーヒーを自分で作れます。
   熱湯による火傷事故防止のため利用できない施設もあります

補装具のオーダー

手術後に股関節の固定、屈曲伸展、内外転をコントロールするために装着する補装具のオーダー。入院時に届けられます。
ウェストと手術側の脇と腿を覆う形状の強力なサポーターで、関節にあたる部分に固定具が付いています。
装具士による採寸をして発注。金額は3万円弱。
☆一時的に全額振込ますが、領収書を保険組合に提出することで7割~10割
 の払戻しを受けられます。

2週間前 自己血採血1回目

前週の検査結果から手術に問題がないことを確認できたので、手術中の輸血用に自分の血液を採取して保存。造血剤(フェロミア50mg)を処方されて2回目に備えます。
「輸血および血漿分画製剤に関する同意書」作成。

1週間前 自己血採血2回目 

1週間で血が増えてるんでしょうか?は疑問ですが。必要なものは採らねばなりません。 引続き造血剤処方。

※4 自己血貯血

手術の際の出血に備えて、前もって採血し保存しておいた自分の血液を手術中または手術後に輸血する治療法です。患者自身の血液を用いるため、輸血後感染症や免疫反応(MCTD)などの輸血に伴う副作用を回避できるというメリットがあります。
特に600ml以上の出血が予想される清潔手術(脊椎、股関節、膝関節等)に適応とされています。
日本自己血輸血・周術期輸血学会 - jsat.jp. https://www.jsat.jp/jsat_web/jikoketuyuketu_toha/index.html.

自主的な予防接種

転ばぬ先のなんとやら。出来ることはやっておきたくて。
・コロナワクチン
  もともと接種券が届いたらすぐ接種してました。入院前タイミングで   
  4回目を接種しました。
・帯状疱疹予防
  手術の担当医にお伺いを立てましたが「専門外なんで」と賛成も反対も
  なく😅 
  身近に帯状疱疹で指に麻痺がでた人がいたので興味がありました。
  居住地域では接種に補助が無くて全額自費。
  日和って安い方の生ワクチンにしましたが、打たないよりは安心かと。

つづく

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