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変形性股関節症手術の記録 その7

変形性股関節症の悪化から人工股関節置換手術をしました。
手術から1年経過して、ほぼ普通に歩く/しゃがむ等の動作が出来るようになりました。ふと足を動かすだけで痛みが走っていたのが嘘のようにスッキリ。真っ直ぐ足を伸ばして仰向けに寝られるし、睡眠中に身体をずらしただけでズキっとくる痛さで目覚めることもありません。
健常な方にすれば極当たり前なことが二度と味わえない平穏だと思っていた2年間は何だったんだろう?な位に安らかに暮らせています。

手術すると決めてから退院するまで、コロナ禍でのおひとりさま入院生活とリハビリ経過。多くの方達にに助けて頂いたおかげで今があるのを忘れないためのnoteです。


術後4週目~退院

歩行訓練 スロープ、段差の低い階段を上り降りする練習
     一般道を想定した歩き方練習(コロナ禍でなければ、病院の外周を歩く練習をしたとのこと)
リハビリの時間以外にも病棟の廊下や階段を使って自主練。
床からの立ち上がり練習

担当医と退院日の確認
退院前日に理学療法士さんと退院後のリハビリ計画作成。週2回の通院スケジュール打合せ。

退院にあたっての注意事項

 ・転倒しない。 切開部位と新しい人工関節に傷付けないため
 ・長時間同じ姿勢のままでいない。 股関節が固まり動きが鈍くなるから
 ・ストレッチを続ける

退院日

入院前に予定した日に無事退院しました。
いつも通り朝食を済ませたら荷造り。
精算書待ちの間に退院後に服用する薬を貰い、送り出してくれた看護師長さんにお礼を言って病棟を離脱して外来入口にある会計窓口で支払い。
タクシーを呼んで帰宅。
病院の方達には本当に優しくして頂き、たくさんお世話になりました。ひたすら感謝。

1ヶ月ぶりの家! 
暑いけど換気のため窓全開。水道を流しっぱなしにして水道管に溜まった水をきれいに。持ち帰ったPETのお茶で一息。

午後着指定としていた荷物(※5)の受取り。
トイレの手すりを組立て設置。

改めて足をじっくり眺める。手術直後から2週間はパンパンに浮腫んでいたけれど、ようやく熱が取れて浮腫みも引きだした。でも左右差すごくて他人の足みたい。

※5 退院後の生活用に購入したもの

・座面が高い風呂椅子
・トイレの手すり
・カードケース付きスマホショルダー
・リュック
・食料品(ネットスーパー)

もとから風呂場に手すりは付いてますが、洗い場で座って立上がる動作の時に丁度良い位置にはない。家にある座面が低い椅子では足腰の負荷が大きいので、膝下の長さよりやや低い位の浴室用椅子を購入。

同じく立ちあがりの負荷を減らすため、体を押し上げることができる肘掛状になっている手すりをトイレに設置。
朝起きてすぐは未だに腰辺りが固まっていて動きが鈍く、脚に力が入らないため座る立ち上がるのに掴まり立ちが安心。そのため今でも外さずに使っていて大いに役立ってます。

片手を杖でふさがれる外出時。反対の手にバッグを持つのも、ショルダーバッグで身体が斜めになるのも宜しくないため、リュックタイプのかばんを推奨されました。確かに高齢者ほとんどリュックですね。
そして交通機関利用時も買物決済にもスマホと交通系ICカードを常時首から下げていられるスマホショルダーがあれば、いちいちリュックから取出さずに済むので万全。

杖をついて反対側の足が不安定な状態では重い荷物を持って歩くのは危険。生鮮食品はじめ食べ物や日用品は当面ネットスーパーなり、スーパーで購入し配達依頼でしのぎました。

退院~2週間

リハビリ通院 週2回 マッサージ、杖有りでの歩行姿勢の矯正、階段昇降練習
1週間目に整形外来で現状問診。

長時間の歩行や坂道などに不安があるため15分位の距離なら歩いて遠出にはタクシーを利用。
駅の階段は使わずに遠回りでもエレベーター・エスカレーター利用。

退院3週目~

諸事情で引き篭もっている訳にいかず、やたらと出歩きました。そのおかげか、一歩一歩に力が入って来ている実感。切開部は時々痛みを感じるけれど疼く程ではない。前腿が突っ張って痛だるいのは全く取れそうにないのが気掛かり。

退院5週目~

リハビリ通院 段差が高い階段の昇降練習 片足立ち練習
ビックリする位に手術した側の足で身体を支えることができない。片足立ちするのに上半身ごと傾けてやっと。重心移動が正しくできていない。

以降あまり大きな変化が無く、徐々に徐々に痛みがなくなっていき、可動域が広がったり出来る動作が増えました。

術後1年

かなり安全策を取っていたので遅い方だと思いますが、杖を完全に手放して外を歩けるようになったのは、手術から8ヵ月後。

その2ヶ月前、術後半年位からは杖に頼り切らず持ってると安心、程度になってはいましたが、長時間歩くと腿が張って痛いので、杖に体重を分散して歩いてました。
前腿がパンパンに張って鈍く痛まなくなったのは10ヶ月以上過ぎてから。この頃からようやく切開部がしっかりしたようで片足で体重を支えられるようになっり、早歩きができるようになりました。
そしてようやく仰向けで足を伸ばしたまま眠れるように。

まだまだ完全ではありませんし、転倒が怖くて走ってみたはいませんが、痛みが無く眠って歩ける嬉しさを噛みしめています。

リハビリを受けられる期間

医療保険ではリハビリテーションを実施できる日数の上限が定められています。運動器(整形外科疾患)系では発症または手術日から150日。

おわり

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