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今からでも間に合う。生成AI「Claude」を使ってみてわかったこと、ChatGPT4との違いは?

こんにちは、白道(しらみち)です!

第3の生成AIとして騒がれた「Claude(クロード)」がリリースされて、およそ3ヶ月が経ちました。実はわたくし白道、恥ずかしいことにClaudeをあまり使っていなかったんですよね。

そこで今回は、前回やってみたNotebookLMに引き続きまして、生成AI「Claude」を改めて利用してみましたので、デジタルマーケティングのコンサルタントとしての視点で、白道なりの使用感をお伝えできればと思います。

https://claude.ai/

第3の生成AIと言われている「Claude(クロード)」とは何なのか?

もはや説明は不要かもしれませんが、Claudeは、アメリカのスタートアップ企業であるAnthropic社が開発した大規模言語モデル(LLM)です。いわゆる ChatGPTや、Geminiなどと同等のすぐれた性能を持っており、日本語でも使用することができます。

最新版となる「Claude3」は、前モデルと比較して大幅に改良されており、テキスト生成精度や文脈理解能力が向上。さらに分析能力も強化され、複雑なデータ解析がよりスピーディかつ正確に行えるようになっているとのこと​。

Claude3では、無料で使うことができる「Haiku」と「Sonnet」に加えて、高性能モデルの「Opus」があります。Opusモデルを使う場合には、月額20ドルほど(2024年6月18日現在)を支払う必要がありますが、より高度なデータ処理とテキスト生成が可能となっています。

それでは、自分でも実際に「Claude」を試してみました

ということで、わたくし白道も改めてClaudeを触ってみました!
今回はサインインすればすぐ使える無料版のSonnetモデルを使用しています。

 まずは「Claude」へのサインインをしてみましょう

まず、Claudeのサイト(https://claude.ai/)を開いたら、「Continue with Claude」もしくは「Continue with email」をクリックして登録します。すると、自分が使用している携帯番号を求められるので、こちらを入力して認証を完了します。

そうすると入力画面が表示されますので、あとは、ほかの生成AIと同様に、真ん中にある空欄スペースになんらかのプロンプトを入力してから「Start Chats」をクリックするだけです。簡単ですね。

 参考ファイルとして、テキスト・画像がアップロードできます

また、参考データとして、pdfやcsvなどの情報ファイルをアップロードすることができます。容量制限は1ファイルあたり10MB以下、最大5ファイルまで。

さらに、jpeg、png、gifなどの画像データを添付することもできて、こちらは最大10MB、8000×8000ピクセルまで可能です。ただし、ファイルデータの形式によっては情報が読み取れない場合もあるようです。

・pdf、docx、csv、txt、html、odt、rtf、epub
・jpeg、png、gif、webp

デジタルマーケティングで、Claudeが使えるか試してみる

サインインができたら、実際に使ってみましょう。例えば、わたくし白道が携わっているデジタルマーケティングの業務においても使えるのでしょうか。ChatGPTなんかはすでに色々な仕事現場で使用されていますが、Claudeも同じように活用できるのか?

さっそくちょっと試してみました。

ブログ・コラム用記事を生成して、ChatGPTと比べてみました

まずは、デジタルマーケティングでは施策としてよく作成することが多い、「ブログ・コラム記事」を作成したりできるのか。

生成AIの代表格である、ChatGPTだとテキスト文章を生成するのはそれなりに得意ですよね。インターネット上の情報をスピーディに集めてきて、それらをもとに文章を作ってくれるので、ブログ・コラム記事を作成したりメールニュース原稿、あるいはホワイトペーパー資料のドラフト版を作成するときにも重宝しています。

Claudeでも同じことができるのかを試してみました。ここでは、「中小企業にとっての効果的なデジタルマーケティング手法としては、一般的にどのようなことをすれば良いかデジタルマーケティングとは」というテーマで、文章を作ってみました。

結果としては、ChatGPT(GPT-3.5)のほうが長文を出力することができるのですが、内容的にはClaudeも遜色なくテキスト生成ができる感じです。さらに、印象としては日本語の言い回しなどがChatGPTと比べるとやや自然な感じがします。人間的なわかりやすいテキストを出力してくれる印象を受けました。このあたりはスゴイなと。

ChatGPTの場合は、どうしても機械的と言うか、論理的・学術的なカタイ文章になってしまいがちなので、ビジネスコンテンツとしては良いですが、ブログなどでややカジュアルな文章を作りたいときには、結構手直しが必要だと思ってたので、そういうときには使えるかもしれません。

Claudeによる生成文
ChatGPTによる生成文

私が考える、現時点でのおすすめできる使い方

Claude(Sonnet)とChatGPT(GPT-3.5)の両方を使った印象は、やはりChatGPTは圧倒的な情報収集力と、テキスト生成能力を感じました。実用に耐えうる生成AIサービスだと思いますし、さらに有料版のGPT-4だったら精度もアップするので申し分ないなと。

一方で、Claudeはテキストの生成ボリュームが少なかったりして物足りなく感じることも多く、デジタルマーケティングの現場でコンテンツ作成をするのであれば、やはりChatGPTのほうが安定感がある気がします。有料版だとまた違うのかもしれませんが、そんな感じでした。

ただ。では、Claudeはなくても良いのか?

そうは、言い切れないところがあります。Claudeの自然な文章を生成する能力はやはり秀でていますし、さらには「この文章を、もう少しカジュアルな感じに書き直して」「以下の文を、大学生にもわかるように平易な言い回しにして」といったリライトの指示をしたときにもに、その能力を発揮してくれます。

そのため、現時点で白道が考えているが、

①ChatGPTを使って、文章のドラフトを作成
②Claudeを使って、もう少しわかりやすくリライト
③最終的に人によるチェック、手直し

という形で、ChatGPTとの併用をするのがClaudeの最も効果的な使い方ではないかと思っています。

ChatGPTの生成文を、Claudeにリライト指示
Claudeによるリライト

ちょっとわかりにくいかも知れませんが、ChatGPTの情報処理能力と、Claudeの自然な言語生成能力を掛け合わせて、情報ボリュームがそれなりにあって読みやすい文章を作ることができます。

まとめ

今回は簡単ですが、Claudeについて使ってみて感じたことをまとめてみました。中小企業の皆さまが、生成AIをはじめとしたIT技術を駆使して生産性を向上していけるように、わたくし白道は、今後も色々なものにチャレンジしていきます!

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