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夫婦のことを話そうと思います

のろけに聞こえると思いますが、ウチは夫婦の仲がいいです。
二泊三日の旅行に行き、昨夜遅くに帰ってきました。
だけど以前は夫が敵で、こんなに穏やかな日々が来るなんて想像もできない時代が実は結構長かった。

なぜ今のような状況に変化したのかといえば、わたし自身が自分の楽しみに忠実になって、「わたしはどうしたいのか」というところに丁寧に向き合ったから。
夫が変わったのではなく、わたしが自分を変えたことで、夫婦の仲が良くなったのは紛れもない事実。

だからもし夫婦の在り方に悩む人がいて
わたしの発信が何かのきっかけになったらうれしいと思っています。


わたしの夫は多分珍しいタイプです

今回の旅行に限らず、いつも夫婦で出かけるときは、行き先から宿泊先など夫がすべてを決めます。
それは、わたしに特に希望がないから。
なぜ希望がないかというと、わたしが旅行したいと考えるよりはるかに頻回に夫が行きたがるから、わたしが希望を出す暇がないという意味です。
もちろんどんなのが好きで、どんなのが嫌いなのかという希望は細かく伝えてあって、好みじゃない場合は付いていかない。

だから夫が誘ってくる旅は詳しくは聞かされないまま、なんとなく付いていくだけのスタンスで成り立っています。
ありがたや。

夫がどんな人かを簡単に言うと、他人からの評価に全く興味がない人。
SNSは一切見ないし、自分の快にどこまでも忠実。
サラリーマンですが、会社の接待ゴルフに行ったことが一度もない。
会社の飲み会も、気が乗る会には参加しているのでしょうが、気が乗らない会には絶対行かない。
よくそれで許されるなぁと感心するけれど、そういう人だと認知されたらこっちのものなんでしょうね。敵が多いんじゃないかと想像するけれど、会社の話は全く聞かないからわたしにはわからないし、休日に友人と過ごすこともない。
人に合わせないんでしょうね。
(ええ、合わせる人は大変だと思います (笑)

そういう夫は幸福度が間違いなく高いです。
(一生懸命社会のために尽くしている人ほど幸福度は低いんじゃないかな。)
そして、わたしのことは連れまわしてくれるので、多分わたしのことが好きなんだろうなと思っています。



今回の旅は、夫が運転する車で鳥取砂丘へ。
(え、車で行けるんだ〜。新幹線や飛行機を使って行くしかないと思っていたよ)
8時間かかって到着。

砂丘でジャンプしてきました


しかも鳥取県は砂丘を見ただけで、二日目の行き先は石川県。
え?
せっかくそんなに遠くまで運転したなら、鳥取県の周辺でゆっくり観光したらいいんじゃないの?と思うけど、彼のプランはいつもぶっ飛んでいます。二日目は舞鶴や東尋坊を観光しつつ、ほぼ移動。
わたしは助手席に座っているだけだから文句ないけどね。


3日目は金沢を堪能して、遅くなるから帰ろうと促すわたしを制し、日本海に夕日が沈むのを見届けて、ようやく家路に向かうという弾丸ツアー。

いやいや、石川県の海岸から家のある東京までの道のり、結構ハードだよ。アルプス山脈をよけないと帰れないし。そんなに運転して疲れないの?明日は仕事でしょ?と思うけど、彼が好きでやっていることだから。

夫は自分がやりたいことには常に忠実で、他人にどう思われるかは無関心。
どんな人か、なんとなく伝わったかしら。

そんな夫に腹がたっていた頃のわたしの関心ごとといえば、自分が他人からどう思われるかだった。
こんなに周りに気を使っているのだから、あなたも気を遣いなさいよと考えてしまうし、察してよオーラは滲み出ちゃっていたでしょうね。
どこかにあると信じていた正解を探していたから自分の快が何なのかがさっぱりわからなかった。

正解なんてどこにもない。

自分がいいと思ったことが自分だけの正解なんだから。

仲良くなったのは自分をご機嫌にすることを丁寧にやったから

夫婦仲が良くなったきっかけは、夫のことはさて置き、
自分の好きなことが何なのか、ひとつひとつ探しだしたのが始まり。

自分は何をしたいのか、
自分は何が好きなのか、何が嫌いなのか。

それを叶えるためにお金を使ってできることは、自分じゃなくてお金に働いてもらう。
お金はただの道具に過ぎないのに、お金に人生を左右されがち。
いかんいかん。

自分がご機嫌でいるためには何をすればいいのか
誰と過ごすと気分がいいのか
ひたすらそれ。

家事からも撤退してやりたいときにやりたいことだけ。

家族からのクレームは一つも出なかった。

機嫌が悪い人というものが一番怖いし始末に悪い。

自分のご機嫌を自分でとれるようになると、勝手な人でしかなかった夫のことが容易く理解できた。
夫のやることの端々には、わたしに気遣ってくれることがちりばめられていた。

夫婦間のことを書いたけれど、親子も、友情も、恋愛も、上司と部下も、全部同じだと思う。

とにかくまずは自分の機嫌を自分で整えることが先。

必要ない人からは離れたらいいし、嫌いな人からは嫌われたらいい。

みんな自由。

誰かのために生きる必要はなくて、まずは自分が一番。

それができたら、愛されていること、恵まれていること、幸せなことが見えて、感謝しかないというところに行きつく。

気付けば周りにいるのは、大好きな人と尊敬する人しかいなくなった。

そんなわたしの希望といえば、
夫が元気でわたしより長生きしてくれること。

もし、夫が妻が「わかってくれない…」と感じている人がいたら、
一番あなたをわかっていないのは、多分あなた自身ですよ。
もっとご自分に優しくしてあげてね。




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