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感覚が変化する


ナースの仕事から離れてあとちょっとでひと月。
休職中の経過記録。


環境で感覚は日々変わっていく

たったひと月のうちにも感覚は変わっていく。
仕事を離れたばかりの頃は、嫌でも仕事のことを考えてしまうし、急に時間の使い方が変わって戸惑いが大きかった。
時間がたくさんあってもすることがなくて困っちゃうんじゃないかしらと、頭の中でいろいろ考えては不安だった。

今も考えることは止まらないし、不安がないわけじゃないけれど、
本気で無理のない生活を送ってみて、自分がどんなに無理をしていたのかという事を日常のちょっとしたところで何度も気付く。
隙間なく仕事をしていた時は、そんなに無理をしているつもりはなかったもの。

若いころの馬車馬のように働いていた自分のことは苦笑いするしかないけれど、ここ2〜3年は「自分を大事にしよう」「消耗しないようにしよう」と心がけて働いていたつもりだった。
でも、ある枠組みの中での無理をしないようにするというのは
自由な中で無理をしないとは全く違うんだね。

これは、環境を変えてみて初めてわかったこと。

自分でそのことに驚く。

本当は嫌なのにやっていたあれこれ。

イヤだからやらないという選択肢がそもそもなかった。
どうせやらなきゃならないことは、イヤだと感じる前にやっていた。
嫌だけど、イチイチ嫌を感じていられないから。

あぁ、これもこんなにイヤだったのにやっていた。
あぁ、あれも本当はすごく嫌いなのに嫌いじゃないことにしていた。
みたいな。

この感覚伝わるかしら。

嫌な事を全部排除した生活だけがいいわけじゃない。
だけど、せっかくの一度きりの人生の中で、嫌なことをやらずに好きなことだけやる、という経験はとっても有用な気がする。

そんなことを考えていたら、わたしの尊敬するある方がちょうどラジオで言っていたの。
『若い人は我慢をしたり無理をして頑張ることは血となり肉となるけれど、50を過ぎたらやりたくないことはやらなくていい。』

50を過ぎたらやりたくないことをやっている場合じゃないってことなのだと理解した。やりたいことだけやればいいんだよ。
真実。


どう変わったかといえば

わたし自身が凪。
とにかく穏やか。
緩やか。
そして軽い。

仕事をしていた頃も、ピリピリしているつもりは全くなかったけれど、今のわたしは間違いなく緩んでいると思う。
オーラは見えないけれど、きっとパステルカラーに変わった気がする。
(オーラってなんだ?)

今、周りにわたしを逆なでする人も事柄もないけれど、もしそんなことが起きたとしても
さらっとかわすか
にっこり微笑むか
もしくはじっくり相手の話を聞くかもしれない。

自分を満タンに満たしたら
その余剰分で周りを癒すことが当たり前になる。

まずは自分を満たすこと。
自分が満ちることが何よりも必要なのだと
心から実感しておりまする。
今までの人生、なんだったんだ⁉︎

ナースを辞めたら何をするのか今まだ見えていないけれど、
ただ闇雲に不安だったところは抜けた。
これは時間薬がそうさせたんだろうな。

残りの人生、
わたしは何を伝えていくんだろう。

ひと月経って、不安より楽しみが優勢になったかも。

もしかすると、
なんでもできるんじゃないの?
楽しい未来しかないんじゃないの?
そんなワクワクする気持ちがある。


自分の感覚や自分の変化に
一番驚いているのはわたし自身。


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