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決められないんじゃなくて怖いだけ

看護師のお仕事を休職中の私です。


これは、休職の途中経過の記録です

長年働いてきて、初めて手にしたお休み。
とりあえずは二か月休んで今後のことを決めるつもりだけど
あっという間に三週間近くが過ぎてしまった。
この調子だと、二か月なんてあっという間なんだろうな。

この先どうやって生きていくのか決断するための時間にしようと思うから、看護師をやるのか辞めるのか、勤務の形態を変えて続けるのか。
頭の隅にそのことがずっとある。


どうしたいのかは既に決まっているんだよね

信頼する友人に相談する。
「今まで頑張ってきたんだからこれからは好きなことをしていきなよ〜」
と言ってくれる人がいれば
(そうでしょ、そうでしょ!)とウキウキするし、
「世の中そんなに甘くない、ある程度やっていける見通しが付いてから辞めるべきだよ」
とアドバイスしてくれる人がいれば
(その通りだ、好きなことだけやって生きていけるわけがない……)と自分に言い聞かせていることに気付く。
たった一瞬で引き戻されて身体が固くなる。

その身体の反応がすでに答えになっているよね。

辞めない方がいいだろう、辞めるべきじゃない、というベキネバが判断を悩ませているだけで、どうしたいのか?という純粋な質問には「辞めたい」というのが身体の答えだ。身体の反応は正直で正確。もし、本当は辞めたくないのだったら身体の反応は逆になっているはず。

余談だけど、自分の気持ちがわからない人はこうやって身体の反応に注目すれば答えはすぐに出るのだよ。
例えば、あの男と別れたいのに別れられないとかいう悩みには、
誰かに「別れなよ」と言ってもらえばいい。
背中を押されたように感じたなら別れたらいいし、そう言われてがっかりしたなら無理に別れなくてもいい。
どんな問題も、自分がどうしたいかがすべて。

本当はどうしたいの?って常に自分に聞いてあげよう。

わたしは看護師を辞めたいんだね。

見たことのない世界を見てみたい。
自分がなんの曇りもなく、歓びにあふれているのを感じてみたい。


どうせ後悔するなら

わたしがここですっぱり仕事を捨てたら、そのうち後悔すると思う。
収入がなくなって肩書が何にもなくなって、あー辞めなきゃよかったよ…ときっと落胆するだろう。

一方で、辞めずに元の仕事に戻っても、そのうち後悔すると思う。
もしかしたら感じられたであろう未来に思いをはせて、決断できなかった自分にきっと落胆するだろう。
どっちも後悔するのなら、死ぬときに後悔しない方を選びたい。
失敗も後悔も全部経験。

やらなかった後悔が一番大きい。

だけど、すぐブレる。
新しい世界に踏み出すってこんなに怖いのか。
人は生存本能で、変わらないことをよしとするプログラムがDNAに組み込まれているらしい。
辛い現実でも同じことの繰り返しの方が楽なのだ。
わたしはこの先の人生で、変化できない人の気持ちに心から共感することができるだろう。
この怖さは忘れない。

自分で自分を応援する。
自由にしていいんだよ、やりたいようにやればいいよ、と心の中で語りかける。

目の前にあることを消化試合みたいにこなしてきて、本気の自由を自分に許してこなかった。
だってそれが当たり前だと思っていたから。
やりたいようにやっていいなんて誰からも言ってもらった事がない。
きっと言ってくれた人はいたんだろうけど、言われても聞こえてなかった。
自分に言えないことは奥底までは届かない。

目の前に見える世界は自分が作り出した世界。
自分が心から望む世界が自分から見える世界。
世界が変わるって怖いよね。

でも今わたしには、
何を選んでも変わらず接してくれると信じられる友人がたくさんいる。
味方になってくれると心から思える友人もたくさんいる。

自分の好きや嫌いを大事にするようになったから出会った人たち。
辛くなった時には友人に助けてもらおう。
友人の力になれることには惜しまず力を尽くそう。
新しく変化していく世界へ踏み出そう。

まだまだ変容の途中。


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