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2020年新茶の季節が始まりました!

タイトル画像は2020/04/18、ほんの少し前まで春の嵐だったのが嘘みたいに晴れた当店茶園での一枚です。

4月になってから同じ畑を撮っていたので、時系列に並べてみました。

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芽が増えて、色濃くなってきた気がします。順調にいけば、伸びが早い所は今月中には刈れそうです。

静岡県の新茶は摘むのにもう少しかかりそうですが、鹿児島の新茶はもう始まっていて、当店でも数日前から鹿児島産新茶の販売が始まっています。毎日のように鹿児島から『荒茶』で新茶が届き、それを仕上げたり、試飲をしたりしていました。仕上げ茶も少しは買います。お茶の飲みすぎで食欲がなくなったりしています。胃薬必須w

※『荒茶』とは、茶葉を途中まで仕上げたお茶です。粉や茎を選別したりお茶の形状を整えるといった、仕上げ加工を施していません。選別機や扇風機、棒取機を使って仕上げます。

選別機  篩で茶葉形状の選り分け (大 中 小に)

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扇風機  風力で茶葉の重い、軽いを選り分け

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色彩選別機(棒取機) 色彩で茶葉と茎の選り分け

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左は茶葉。中と右は茎。

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当店仕上げ加工場です。

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↓↓↓荒茶仕上げについてのより詳しい記事はこちら↓↓↓

今年は当初、全国的にお茶の出来は良いと聞いていました。さえみどりやゆたかみどりといった鹿児島産の早生品種は、触れ込み通りのお茶が買えたと思っていますが、静岡産や、やぶきたはどうなるでしょうか?
コロナの影響も、一体どうなっていくことやら。
いつになく静かな鹿児島茶市場の話など聞き及んでいます・・・
みんな、恐る恐るやっているのが現状だと思います。

当店で販売開始した鹿児島産を紹介します。


鹿児島産の100g ¥1,000以上のお茶は全体的に旨味と甘みが際立った味が濃いお茶だと思います。『かぶせ茶』ならではの味わいだと思います。ゆたかみどりやさえみどりは淹れたときの色も良いですね。人気の品種なのも頷けます。市場に流通している量をみると、王者やぶきたを凌ぐ勢いです。

※『かぶせ茶』とは、お茶を摘む前の数日間だけ寒冷紗を被覆して、旨味や甘味を高めたお茶です。鹿児島産は生産のほとんどがかぶせ茶です。

こんな感じに茶に直接被覆

ヤブ かぶせ 大根占

静岡産はもうすぐお届けできると思います。
期待と不安が入り混じります。
自社茶園と、近隣農家の製茶もそのころ始まると思います。

おいしいお茶をお届けできるようにがんばります!

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番外編

4月の2~3週目は、九州の新茶は届き始めますが、こっちはまだ製茶が始まらないため、意外と暇な時があります。

そんなタイムラグに茶園の周りで春の恵みをゲット!
堪能しました!!

地主に許可を取っているのはたぶんうちだけで、タラの芽は近所の不届者に殆ど先に採られてしまうんですが・・・

ご存知 タケノコ

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孟宗竹です。今年は20本くらい掘った。

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タラの芽と茶園

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人呼んで 山菜の王

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タケノコご飯&タケノコとタラの芽天ぷら。ヤミー!

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