【金曜日のしかけ#35】ごきげん社長
すみません!「日刊7秒しかけ」なのですが
毎週金曜日は「7秒しかけ」ではなく、フツーの会社の「すごいしかけ」を紹介します。
フツーの会社の「すごいしかけ」とは、GoogleやAmazon等の一流企業が実践しているしかけではなく、隣の優良な中小ベンチャー企業にしかけ研究家白潟がインタビューさせてもらい発見したしかけです。
この記事ではネームバリューや業界特性ではなくすごいしかけや社長の工夫をニュートラルに読んでもらいたいので会社名は最後に紹介します。
ただ、気になるかと思いますので、しかけの実践者の名前だけは先に公開したいと思います。
第35弾の「すごいしかけ」は前山社長の「ごきげん社長」です。
前山社長の会社は「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞において審査委員会特別賞を受賞しています。
社長業とは
「資金繰りが心もとない」
「信頼して可愛がっていた幹部に裏切られた」
「プライベートがうまくいかない」
など、心身ともにダメージを負うことが多いハードな仕事です。
ですが、そんな状況においても社長はご機嫌でいるべき立場です。
不機嫌を表に出せば、社員は社長の顔色を窺いおべっかを言うようになります。
おべっかばかりの社員に囲まれた社長は”裸の王様”になってどんどん孤立してしまうでしょう。
”社長がいつもご機嫌でいること”
は、マネジメントスキルや経営戦略よりも経営に大きな影響力を持つ重要なスキルなのです。
そんなことを言われても、人間ですから実際常にご機嫌を実践できている方は少ないのではないでしょうか。
今日ご紹介するのは、”いつもご機嫌”で社員に慕われている社長の習慣です。
「常にご機嫌な社長は、こんな努力を積み重ねているんだ。」
この記事がそんな気づきになれれば幸いです。
1 「ごきげん社長」の内容
① コミュニケーションに気をつける
・笑顔でいる
メラビアンの法則によれば、コミュニケーションにおいて受け手の印象の55%は視覚情報によって決められるといいます。
笑顔でいることは、何をどんな風に話すかよりも重要な要素なのです。
一言に笑顔といっても、色々あります。
前山社長はTPOに合わせ微笑み〜満面の笑み、大爆笑と使い分けながら笑顔でいます。
・声のトーン
上記したメラビアンの法則によれば、視覚情報の次に影響力が大きいのが33%の聴覚情報です。
"何を言うかよりどんな風に言うか"
意識して高めのトーンで話すことは、相手に明るい印象を与えます。
前山社長はドレミファソラシドのソの音階を意識して話しています。
笑顔と同じくTPOはありますが、無意識に話すときに比べて1トーン高めを意識して話すと良いでしょう。
・ペーシング
聴覚情報には、トーンだけでなく話すペースや声の大きさも重要な要素です。
早口な人はそれだけで冷たい印象を与えます。
ペーシングとは、話すペースや声色を相手に合わせると信頼関係(ラポール)を形成しやすいという心理学のテクニックです。
前山社長は先に紹介した"表情"や"声のトーン"を含め、社員に合わせた話し方をすることで「社長は私の話を聞いてくれるんだな」という信頼を獲得しています。
② 心身を整える
ご機嫌でいるためには、コミュニケーションの場だけでなく日頃から自分の心身を整えておく必要があります。
・捉え方を変える
社長に限らず人間は生きていれば嫌なこと、ショックなことに直面することがあります。
そんな時、前山社長は自分に対して「これはなんのチャンス?」と問いかけています。
セルフコーチング的にこの問いを使って、そもそも自分の機嫌が悪くなってしまうことを予防することができます。
・マインドを整える
人に、出来事に、常に感謝の心でいること。
自分には見えていない相手の世界を尊重し、相手を理解しようとする。
出会えたご縁に喜び、相手の良いところを探し応援するマインドでいるように自分を整える。
マインドが表情や言葉として発露されると相手に届くのだと思っています。
・健康である
健全な心は、健康な身体に宿ります。
健康な体づくりのために前山社長が実践していることを列挙し紹介します。
・水をたくさん飲む
・良質なオイルを取る
・姿勢良くすごす
・歩く
・日にたくさんあたる
・森林浴をする
・血糖値を安定させる
・良質な睡眠をとる
社長は仕事柄、血糖値に気をつけた食生活や睡眠量を確保することが難しいこともあるでしょう。
そんな時には、自分の状態をモニタリングする機器やアプリを利用してまずは自分の血糖値や睡眠をスコアリングしてみましょう。
自分の不機嫌予報になり、予め備えることができるでしょう。
2 自社に導入する際の工夫・注意点
・自分に合ったものを見つける
心も体も、人それぞれで絶対の正解があるものではありません。
今日ご紹介した習慣を実践してもうまくいかない場合は、自分に合ったものを見つけましょう。
・ご機嫌でいられるセンサーを用意する
自分自身の不機嫌に気付くのは難しいです。
内心ではご機嫌でいても周りに伝わらず「社長は不機嫌だ」と思われてしまうこともあります。
そんな時は、周りの部下に教えてもらいましょう。
※参考記事
3 すごいしかけの会社はコチラ!
すごいしかけ「ごきげん社長」を実践されている会社は、本社が東京都墨田区にある「豊かさの創出」をビジョンに掲げているグローバルビジネスソリューション株式会社です!
温慈恵和な前山社長が経営されておられる会社です。
現在、2つの事業を展開されています。
今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。
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それでは、また来週!
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