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オータム・イン・ニューヨークの思い出

季節が肌寒くなってくると、思い出すのはニューヨークの秋の風景。

ニューヨーク、特にマンハッタンは昼夜を問わず人と車が溢れ返り、その喧騒こそがマンハッタンの象徴とも言えるのだが、この賑やかな街にもひとときの静寂を味わえる場所がある。大都会ニューヨークにいくつか点在する「公園」や「庭園」や「植物園」だ。

5年前にニューヨークに留学していた時、ニューヨークの春夏秋冬を体験し、どの季節にもそれぞれの良さがあった。その中でも、季節の移ろいが木々の彩りを変え、大都会の街並みと広い空のキャンバスが色鮮やかに染まっていく秋の光景には、変遷する時間の一瞬を切り取って、その空間を永遠に生きられるようなロマンが感じられた。「だから秋のニューヨークは、恋愛映画の舞台として選ばれるのかな」そんな事を思ったりした。

ここでは、留学時代に訪れた、美しい秋のニューヨークが味わえる場所を二ヶ所ご紹介したいと思う。


【セントラルパーク】

ニューヨーク市民も観光客も皆が訪れる、セントラルパーク。
マンハッタンど真ん中に位置する広大な公園内を当て所なく歩く間に、美しい秋の光景にいくつも出会うことが出来る。

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【ブルックリン・ボタニックガーデン】

こちらはマンハッタンから地下鉄に乗って少し移動した、ブルックリンにある植物園。セントラルパークより規模は小さいけれど、色とりどりの木々と緑が、子供の頃に読んだ海外の絵本を彷彿とさせるような景色をいくつも作り出している。

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大都会の中で、様々な人々が「憩いの時間」を求めて訪れる、ニューヨークの公園や庭園や植物園。
開放的な夏と厳しい冬の間のひとときを色鮮やかに彩る秋の風景が、人間の生活様式がガラリと変わってしまった2020年も変わらずにやって来るのだと思うと、私たち人間は自然環境の中を「間借り」している存在に過ぎないのだなぁ、なんてことにも改めて気付かされる。都会で生活しながら、自然に対する感謝も感じることが出来る。それがニューヨークの秋なのだ。



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