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オペレーション部門のオフサイトを開催しました

はじめに

みなさんこんにちは!Shippio オペレーション部門のマネージャーの堀田夏音です。

プロフィール
堀田 夏音(ほりた かのん)
2018年に新卒で大手物流企業に入社。ファーストキャリアは通関部門、その後営業部門にて既存顧客のカスタマーサポート、海上輸送のオペレーションを経験。さらなるキャリアアップを求めて2022年3月にShippioにジョイン。オペレーションチームメンバーとしてフォワーディング業務全般と改善活動を行う。2024年6月よりオペレーションチームマネージャーを務める。

先日Shippioのオペレーション部門のオフサイトを開催しました。今回はオフサイトの様子と、オペレーション部門の今後のビジョンをご紹介します。

オフサイトの目的

今回のオフサイトの目的は2つありました。

  • チームビルディング

  • 今期のテーマに基づいたアクションプランの策定

この1年間でオペレーション部門の規模は約2倍に拡大しました。入社したばかりのメンバーが多くいることや、部門体制の変更もあり、改めてチームビルディングを行う必要がありました。

また、今期Shippioとして更なる”理想の物流体験”を追求するため、デジタルフォワーディングサービスに対して、新たな指標を設定し、一層プロダクトで追求する”デジタル”の世界を再構築するになりました。デジタルフォワーディングサービスのユーザーでもあるオペレーション部門と、実際にプロダクトの企画・開発を行うプロダクト部門との連携を強化するため、今回のオフサイトにはプロダクトマネージャーとプロダクトデザイナーにも参加してもらいました。

プロダクト部門との連携強化により、これまでオペレーション部門内で対処してきた課題に加え、より広範囲な対応が可能になります。前期以上の成果を今期もコンスタントに出していけるよう、気持ち新たにスタートダッシュを切るための土台作りを行いました。

アイスブレイク

まずはアイスブレイクから。「お互いの共通点を探すゲーム」を実施しました。新メンバーを軸に3人ずつのグループに分け、共通点をひたすら書き出していきました。これが簡単なようで難しい・・・!幼少期の習い事や家族のことなど、必死に捻りだしました。想像以上に盛り上がり、相互理解を深めるきっかけになりました。

ディスカッション「理想の物流体験とは?」

前期の振り返りを経て、本日のメインディスカッションへ。テーマは「理想の物流体験とは?」です。

今回私たちが定義したかったことは、「Shippioにとっての理想の物流体験」ではなく、「お客様/物流パートナー/Shippioの3者にとっての理想の物流体験」とは何か、ということ。この3者にとっての理想の物流体験を実現することが、今期のオペレーション部門のテーマです。
(Shippioが目指す「理想の物流体験」についての詳細はパートナーセールスマネージャーもnoteを書いています。ぜひご覧ください。)

普段フォワーディングの実務を行っていると、どうしても視野が狭まり、自分たちの業務の改善・効率化ばかりに目が向きがちになってしまいます。しかし、私たちが目指すのはあくまで「物流業界全体のアップデート」です。貿易実務者が楽になっても、そのしわ寄せがどこかにいってしまうと意味がありません。あらためて、物流に関わる全ての人にとっての理想を追求すべく、3者の立場から考えたときの理想の物流体験とはどういったものかを熱
く議論しました。

ディスカッションの様子①

3者の立場から考えたときの理想の物流体験の定義として「ノウハウやナレッジに頼らずに再現性を高く」「気付いたら配送まで終わっているマインドシェアが割かれない状態」「データドリブンな提案が当たり前になる」など、デジタルフォワーダーである我々ならではの意見が数多く出ました。
特に印象的だったのは、どのチームも共通して「物流従事者のプレゼンス向上」に課題を感じていたこと。

  • 業務が円滑に進行している際は当然のこととされ、特別な評価を受けにくい一方で、予期せぬ事態が発生した際には厳しい指摘を受ける、「減点方式」のような構図

  • サプライチェーンの最終段階に位置することが多い物流従事者は、上流工程での変更や遅延の影響を大きく受けやすい立場にある

  • 物流に関わる全ての人が「武器」を持つことができる、その武器が「Shippio」になる世界を目指す

わたしは特に、この「物流従事者にとってShippioが武器になる世界」っていいな、と思いました。当社は大手フォワーダーと比べると、どうしても価格やスペース確保力など劣る部分はありますが、これまでの物流業界で当たり前のように価値とされてきたものを超える、圧倒的な価値を提供したい。物流従事者が、受動的な立場から能動的に価値提供できる立場に変わっていってほしい。その変革を私たちShippioが牽引したいと思っています。

上記のディスカションの後、実際の業務を行うチームに分かれ、「お客様/物流パートナー/Shippioの3者にとっての理想の物流体験」を実現するための今期の目標をたて、さらに具体的なアクションに落とし込みました。理想の物流体験はそれぞれ描いていても、それを足元のアクションに分解していくことが意外と難しく、どのチームでも白熱した議論が繰り広げられていました。そこで話し合った各チームの今期の目標を一部紹介します。

  • 海外パートナーとのコミュニケーションの円滑化

  • Shippioプラットフォーム上で、RPAを活用した案件作成自動化の促進

  • Shippioプラットフォーム上での車両手配可能日時の可視化

  • お客様/通関事業者との情報伝達・書類受渡などを円滑化し、シームレスな通関の実現

  • Shippioプラットフォーム上でのお客様ニーズにあわせた適正かつでタイムリーな案内の定義と実装

ディスカッションの様子②

オフサイトを終えて

オフサイトを終えた現在は、当日は時間が足りなくて話しきれなかった各月の状態目標やアクションプランをさらに煮詰め、実際のプロジェクトスタートに向けて動き出そうとしています。

昨年から、オペレーション部門では「デジタルフォワーディングのスタンダードを作り、その価値を証明する」をミッションに掲げてきました。その第一歩として、前期では顧客担当制から業務軸への移行という、非常に大きな変革をチームで成し遂げました。その結果、いまは1年前には想像できなかった、全く違う景色が広がっています。

前例や正解がない中でも前に進み続けるのは、高いモチベーションと推進力が必要です。しかし、来年にまた新しい景色を見ることができるのを楽しみに、チーム一体となって走っていこうと思います。

個人の振り返りとこれから

ここからはオペレーション部門から少し離れて、わたし個人の話です。
元をたどれば、Shippioに入社しようと思ったきっかけのひとつは、日々忙殺されている物流従事者の人たちを救いたいという思いでした。わたし自身、日々の業務に忙殺されていた一人なのですが、それでも同じ物流業界でのチャレンジを続けようと思ったのは、そのマイナスの部分を知っているからこそ、できることがあると確信したからです。

Shippio入社以降、少し前までは、自分たちが行っている改善活動がリソースの限界により社内へのインパクトにとどまってしまい、なかなかお客様や物流パートナーへの価値提供ができていないと感じ、悩みながら業務をしていました。

しかし、今期からは明確に「お客様/物流パートナー/Shippioの3者にとっての理想の物流体験」を追求できるフェーズに入りました。入社して2年半近くになりますが、今が一番おもしろいと自信をもって言えます。

また、わたしは6月からオペレーション部門のマネージャーという立場に就きました。プレイングマネージャーなので、1人のプレーヤーとして成果を出し続けながら、チームが最大限の成果を出せるようにコミットする必要があります。今までもチーム全体の動きに目を配ってきましたが、これからは「責任」がついてきます。どうマインドチェンジをすべきなのか正直まだ手探りな状態ではありますが、これからさらに拡大していくであろうチームの基盤をしっかり築き、「理想の物流体験を社会に実装する」というミッションにまっすぐ走っていける、強くしなやかなチームであり続けるために、チームメンバーとともに頑張っていこうと思っています。

おわりに

Shippioオペレーション部門では、「デジタルフォワーディングのスタンダードをつくり、その価値を証明する」という前人未踏のミッション達成に向けて、一緒に働く仲間を募集しております!少しでもご興味をお持ちいただけた方、ぜひご応募をお待ちしております。一緒に未来の国際物流のスタンダードを作りましょう!

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