自宅を建てる-07 当初案-2
しおやです。
前回からだいぶ時間が経ってしまいました。
工事は進んでいて、足場もはずれ、完成が見えつつあります。
実際の案の前に、もう少しA案についてお付き合いください。
長く考えたので思い入れもあります。
プラン
A案のプランです。
長方形に、二等辺三角形を2個くっつけた形です。
まず図面上側の隣地境界線から3.1m離れた所に通り芯を設定しました。
理由は、
・防火準防火地域の、一階の延焼ラインを逃れるため
・既存の大木を残すため
・急な傾斜から離れるため
延焼ラインに入る開口部は防火性能が必要になり、その分 値段も高くなりますし、サイズも不自由になります。出来るだけ延焼ラインから逃れることで開口の自由度も上がり、コストも抑えられます。
1階レベル(高さ)は現況のレベルから決まり、スキップフロアで2.5階まで4m登ったレベルに玄関を作りました。玄関は少し広めで、収納、納戸を配置しています。靴を脱ぐと天井高のあるリビングに視線が繋がります。階段は中央に設けて、その周囲に機能(LDK、トイレ、洗面浴室、個室)を配置しています。
イメージパース
下のイメージパースはリビングから階段方向を見ています。中央の階段を上った部分に玄関ホールがあります。リビングの天井は玄関の天井と同じ高さなので、天井が3.6mと高く、ゆったりとした空間です。階段上には天窓を設けて採光と空気の流れを作ります。
キッチンは奥に設け、少しリビングと距離感を持たせています。キッチンとリビングは視線はつながるように小窓を設けていました。中央の細長い開口の奥にキッチンがあります。
次のパースはリビング側を見ています。
公園がある方向(桜やモミジがあります)に大きな窓を設けて、借景を取り入れます。全体に窓を配置するのではなく、視線の抜けのある方向に窓を配置しました。そうすることで圧迫感が無く、広さを感じられます。
各スペースについて
水回り(トイレ、洗面浴室)と個室は半地下とも言えるレベルです。浴室は四角形にならないので在来(ユニットバスではなく、防水工事を施し、仕上げを作り、浴槽を据え付けます)で設計しました。
個室は2つでそれぞれ7畳程度です。
プランや内観パースでは分かりませんが、緩い勾配の片流れ屋根として、全体の高さ抑えました。たまに屋根に上り、掃除をしたり、眺めを楽しむことを考えました。緩い勾配だと天窓で水がたまり、そこから雨漏りしやすくなりますが、登れるようにすることでメンテナンス性も良くできることを考えていました。何となく分かればと思いトップ画像を立面図にしました。
キッチンも結構好きなプランでした。気積の大きなリビング空間と、少しこもったようなキッチンにすることで空間のメリハリを作ろうと考えていました。
これまでの話
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?