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自宅を建てる-08 実施案

しおやです。

前回からまた時間が空いてしまいました。
先月の内覧会ではいろんな感想をいただけたので、またやりたいと考えています。

工事やお金のことについても書いていきたいと考えています。
それでは今回は実施案について書いていきます!

B案

実施案をB案とします。
B案は配置の考え方などはA案から引き継いでいることもあります。
平面形はA案の小さいほうの二等辺三角形を除いたホームベース型としました。実はA案ではツバキの木を切る必要があり、B案はそれも残せました。
三角形の敷地にもうまくハマります。

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これに至るにもいろいろ可能性を考えましたが、この形が1番しっくり来て良いと思えました。これで2階建てで床面積が約72㎡です。

断面

基礎は少し複雑です。(工事は少しどころではなく、かなり大変でした)
高い方(3角形の方)はべた基礎で外周の立ち上がりは1m程度あり、低い方(長方形の方)は深基礎から高く立ち上がったコンクリート壁がその上のべた基礎を支える形です。

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断面的に安息角以下まで基礎あるいは杭等を伸ばすことで、安全が確認されていない擁壁や急な傾斜地(崖など)でも建物を建てることができます。

また深基礎の位置を1mほど建物側に寄せることで、掘削の深さを抑えることと、既存の樹木の根っこをなるべく切らずに済ませることを考えました。

プラン

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ホームベースの先端からアプローチします。小さい住宅で余裕はありませんが、道路から室内に入る前にワンクッションになるスペースが欲しいと考え、ポーチを設けました。

玄関レベルにはトイレと収納があり、約1m下がったレベルに個室を配置し、2階にLDKと洗面脱衣と浴室を配置しました。
また階段途中から入ることができる3畳ほどの天井裏収納を作りました。
上下階からもアクセスしやすい大きなまとまった収納なので、保存食や飲み物、本や衣類や加湿器などの季節の機器類も置くことができます。

トイレは一か所として、どの部屋からも行きやすい位置としました。
またトイレには手洗い器程度が多いですが、洗面器として、帰宅時に利用しやすく、また1階の個室から2階の洗面所まで行かなくてもある程度のことが出来るように考えました。ちなみに水栓も混合水栓としました。

個室は2つでどちらも6畳半程度で、個室1側は階段下収納や、半畳の収納があります。どちらも窓が2か所あり、風が通るようにしています。

個室1は道路と公園に面していて、南西に面しているため明るいです。横長の窓から公園や敷地内の緑を感じられて気持ち良い空間にしました。建物の構成上天井を高くすることができ、3mの天井高さがあります。

個室2は、北と西に窓がありますが、隣接する建物と距離があるため暗くはならないようにしています。

リビングダイニングは長方形で、西側の窓は両端に小さく設け、短辺方向に大き目の窓を設けました。一方は公園の借景が望め、一方は視線の抜けがあります。西側は、西日が厳しいことやマンションやゴルフ打ちっぱなしの網が見えるため窓の大きさを抑え、壁を大きくとることでプロジェクターを写したり収納棚を置けるようにしました。

三角形部分にキッチンと脱衣洗面、浴室があります。
キッチンはいわゆるI型ですが、シンク前には窓を設けて、視線の抜けがあるキッチンにしています。カウンターの幅は2.9mあり、冷蔵庫スペースは反対側のダイニングからは見えない位置に作りました。

浴室は2畳(1616)のユニットバス(ハーフユニット)としました。旅館をよく見ていたこともあり、壁材に木(ヒノキやヒバ)を張りたいという気持ちが強くありました。ヒノキの香りをかぎながらお風呂に入るのはとても気持ちが良く、ぜいたくな気持ちになれます。

浴室は南面に置いています。カビ対策や、ヒートショック対策もありますが、インナーバルコニーとして洗濯物干しスペースとしても使うことも考えていました。

竣工写真が出来たら、イメージと共にコンセプトやもう少し言葉を加えたいと思います。

次回は工事についてです。

これまでの話


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