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自宅を建てる-03 購入の決め手

しおやです。

今回は、決めるまでに確認したことと、購入の決め手について書きました。

初めて土地を買うことになりましたが、設計の仕事で設計条件として見ることを確認していきました。

決めるまでに確認したこと

横浜市の競売では、募集概要冊子とウェブサイトが作られ、各土地の情報が公告されます。まずはその最初の情報である、住所、地積(面積)、最低売却価格を見て、自分に合いそうな土地があるか探すところから始まります。

そして気になる土地があれば、さらにA4で2枚分の資料で、次のような内容が確認できます。
・道路と敷地の関係(前面道路の幅員によっては、敷地内に建てられない部分が発生します。)
・インフラ(上下水道、ガス、電気等が、敷地内に引き込みがあるか、前面道路まで通っているかが分かります。)
・法令上の制限(用途地域や建ペイ率、容積率、高さ制限、防火地域などなど)
・留意事項(注意点や騒音、臭気などの可能性が書いてあります。)
・案内図(周辺の学校、病院、公園、大きな道路などとの位置関係が分かります。)
・現況図(敷地、前面道路や隣地の測量図)
ちなみにトップ画像はかなりぼかしてますが、実際の募集概要冊子の見開きです。別の物件のですが、左に文字情報、右に案内図と現況図があるのがなんとなく分かるかと思います。

実際に見てみないと分からないことも多いので、何度か足を運び、駅からのルート、周辺の雰囲気、近隣の建物の高さや窓の位置、地面の高低差、工事の搬出入ルートなど、見て回りました。
グーグルマップ ストリートビューで敷地をまず見ることもありますが、エリア外でしたので、行かないことには分かりません。

他に調べたのは、下水マップ、過去の地図(盛土ではないかの確認)、道路の詳細情報、周辺の地盤調査結果などで、これらはほとんどがインターネットで無料で調べられます。(地域によりますが…)

最近特に重要視される地盤については、地盤調査を入札前にすることはできますが、当然有料であることや、周辺の情報を調べているとそれほど不安はなさそうなので、購入後にすることにしました。

また私の候補土地は前面道路との関係が複雑でしたので、道路の担当である土木事務所や、法規上の考え方を審査機関に行って確認したりもしました。

住宅の敷地でぱっと見で分かりにくくて直にお金に関わるのは防火地域、インフラ状況、搬入経路、地盤かと思います。

このように、事前にいろいろ調べてから、プランをシミュレーションし、入札に臨みました。

決め手

調べた上で、いろいろと難はあるもののこの土地にしようと思った決め手はやはり場所と価格でした。

場所①.主要駅が近い
横浜市の主要駅である横浜駅から徒歩圏(15分ほどなのでギリ徒歩圏。先日は早歩きで13分で着きました。)です。JR、地下鉄、京急、東横線、相鉄線など、交通のハブであり、アクセス性は抜群です。横浜の西区であり、周辺の地価はそれなりに高く、不動産価値としても期待できると思いました。

場所②.親しみがある
最寄り第2の駅(そちらも徒歩15分前後)は、以前住んでいたシェアハウスの最寄駅でもあります。また、以前勤めていた事務所からも近く、土地のことを知る前から近くを歩いたこともあったりと、親しみがありました。

場所③.実家からほどよく近い
実家からは歩いても30分程度の距離です。年齢的にも実家から近いのは、お互いの安心にもつながります。

場所④.周辺環境が良い
「02」で書いたような公園が近くにあることや、静かで人通りが少ないこと、周囲の家との距離も作ることができそうなど、騒音が気になりがちな自分にはとても良いと思いました。

価格.周辺に比べかなり安い。
同じ競売の回で、すぐ近所の土地も売りに出ていましたが面積単価でいうと7.5倍に近い価格で落札されていました。
安い理由は明らかでしたが、設計をがんばればメリットは大きいと思いました。

次回は、敷地形状などについて書く予定です!

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