詩 「空きビン」
はぁ 疲れたな
笑顔も 涙も 怒りも 全ての感情
もう作れないや どんな自分も
あるのは ゼロの自分 それさえ嫌だ
救いの手は 空を切るばっかだし
恥ずかしい バカバカしい くだらない
何ものでも無い 自分
一旦 全部 飲み込むかな
出るのは ため息ばっか
カラッポの 自分
この器に 何を入れる？
ドロ水でも いいや
澄んだ水は
すぐ 何かに 染まっちゃうし
ノドに 引っかかった
ラムネのビー玉を 取り出したいんだ
飲み込んだけど 吐き出したい
矛盾さえ 笑える
まだ 終われないや
少しだけ 諦めたくない
何ものでも無い 自分に
ちょっとずつ 「いい感じ」を詰めてって
できあがった時
結構 良かったりすんのかな
好きになれたりすんのかな
ため息じゃなく
笑い声が 出たりすんのかな
ふっ ちょっと先の自分に
乞うご期待だ
終
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