詩 「待っているよ」
時計の鐘が 日付けの変わりを告げる
君は 慌ててパーティ会場をあとにする
見守るだけの僕は
君が躓かぬ(つまずかぬ)様
待つ事しかできない
ヒールが脱げたら
君は 王子様みたいな人に
探されて 見つけられて
恋に落ちてしまうのかな
それでも良い 君が幸せになれるなら
僕は0時を過ぎても 変わらずに
馬車のままで 待つよ
君が とても大切だから
ちゃんと家まで 届ける事しか出来ないから
そう 今夜は ハロウィン
美しい君は シンデレラ
いつまでも
君の魔法が 解けぬ様にと
願う僕は カボチャの馬車のままで
ずっと 君を待っているから
終
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