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正しい進路選択~理系と文系のすすめ

 受験体験記のようで新たな学びとなるテーマを考えたときこの内容になりました。文理選択を死ぬほど苦労した私が文系、理系の進学への解説をします。
 仰々しい導入ですが、違いは一言でいうと文系か理系かではなく理系か理系以外みたいな感じです。ローランドみたいですが本当にそうです。では理系に進んだ方がいい人を挙げていきます。
 まず理系進学に向いている人は、まず理系科目が好きであることです。どれほど努力家な人間でも好きなことでなければ続けるのが苦痛になります。だからこそ大学まで行って勉強するなら好きな科目を選んでください。
 次に前文で触れましたが、努力家であることです。好きならいいというわけではありません。なぜなら理系の学部は単位数(受けなければいけない、またテストでしっかり成績残さなければいけない授業の数)が文系と比べると膨大です。つまり文系と違って遊べません。なので本当にコツコツ勉強できる人でないと理系は務まりません。また高校の範囲でも理系科目はコツコツ地道な積み立てがなければ、成績が伸びません。だから高校の段階でコツコツ頑張る覚悟がなければ安易に理系を選ぶべきではありません。
 次に一つ目のポイントと似てますが、なりたい職業が理系であることが大事になります。それは大学院に行くとしても同じです。つまり理系に進学するならやりたいことがはっきりしていることが非常に大事です。もちろん専門(専攻)が決まっていることもその一つです。では専攻について少し解説します。(数学が苦手な人はここはスキップして頂いて結構です)
 ここでは専攻を数学で解説します。数学は高校までだと数学というひとつの括りですが、大学に入るとそれも分かれていきます。大学数学は大きく3つの分野があります。解析学、代数学、幾何学です。パッといわれてもわからないので高校数学の単元も絡めて解説していきます。
 解析学はシンプルで基本は微積分です。ただ高校ではほとんど触れていない微分方程式を主に使っていきます。(いわば微分された簡単な式を積分して本来の答えを求めるということですね)あとは高校までは関数だけだった微積分はベクトルや確率などにも応用されていくという感じですね。
 代数学は整数の話です。整数の性質や数列、数学Aでやった組み合わせなどもこの分野になります。整数分野は計算してなにかを求める(不定方程式や組み合わせの数など)ということよりも一般的にすべての整数(自然数)にいえることを考えるので証明が多くなります。
 最後に幾何学です。幾何学は一言でいうと図形です。あらゆる数字で表せる数学の理論を図形に持ち込んで論ずるのがこの分野です。シンプルですよね。
 このように数学という一つにもこんなに枝分かれが存在し、またそれぞれの分野に特定のテーマ(主にこれが専攻)があります。また理科科目はもっと枝分かれがあるので、少なくとも何の科目(専門科目)を勉強したいのかというビジョンがなければ理系は厳しいのです。
 ここまで理系の特徴を解説してきましたが、みなさん忘れていませんか?文理選択においては、理系か理系以外かでしたよね。つまりこれらの特徴にあてはまらない人、みんな文系に行った方がいいと思います。なぜなら上の条件を満たしていないあなたは挫折する確率が非常に高いです。なんとなくで理系を選ぶのはやめましょう。
 最後に向いてる向いてないは大事ですが、一番大事なのは好きかどうかです。向いてるからといって理系に行く必要もないし、向いてないから理系を諦めろとも言いません。ただ理系はわかればおもしろい反面、わからないと地獄なので、覚悟を持って行ってくださいということです。ここまで読んでいただきありがとうございました。次も楽しみにしてください。

#最近の学び #受験体験記

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