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私は組織のイヌのふりをしたネコかも

先日「組織のネコ」という本を読みました。働き方に関連して紹介され、気になって手に取りました。今の会社でのどうキャリアを築いていくか考える参考になった気がします。

組織のネコとは

この本では、組織よりは自分の信念に基づいて行動しようとする人を「ネコ」と位置付けています。そして、ネコの中でもカリスマ性を発揮するような、その人にしかない肩書きを持っている働きをするひとを「トラ」としています。「ネコ」は好きにやるだけ、「トラ」は好きなようにやるけど周囲の反対などを考慮して成功するように考え抜いて遂行する人。

一方で、組織に忠実なタイプは「イヌ」です。そして、組織の方針に従って組織(群れ)を率いることに秀でているタイプを「ライオン」と指定します。「ライオン」は「何かあったら責任は私が取るから、好きにやれ」と言える人。

私は組織のネコかイヌか

この本を読むと、今の会社で「イヌ」はあの人、課長は「トラ」かも、と思いながら読むので面白いです。

そしては私は組織のイヌのふりをしたネコな気がします。Amazonの紹介ページにもありますが、組織のネコ度チェックがあります。それで5/10のチェックリストに該当しました。1つでも当てはまれば「組織のネコ」の可能性あり!ということで、ネコ度が高いようです。

思い返すと「ネコ」を表すエピソードあり

小学生時点で思い当たる節があります。「ネコ」は餌で釣られるのが嫌い。小学生のときに理科の授業でいい発表をした人には金色のシールをもらえる制度がありました。そして理科の先生が「シールが欲しければ、これを調べて提出して」と言いました。小学生の私は「シールは普通に授業を受けていたらもらえるし、シールが欲しくて勉強するわけじゃない」と思い、課題を提出しませんでした。(その後、クラスの1/3は課題をやらず、先生には「なんで課題をやらないんだ!」と叱られました。うーん、理不尽。)

イヌのふりをしたネコ?

日本の教育では「イヌ」で通用するように教育がなされます。優等生気質の私は「イヌ」の振る舞いを教えつけられています。元は「ネコ」だけど「イヌ」として振る舞っているかも・・・というのは思うところがあります。

価値観にも影響あり?

エンゲージメントカードという、価値観が記載されているカードから自分に該当するものを選びながら、自分の価値観を説明するツールがあります。これを半年ほど前にやったとき、私は「変化」と「秩序」という相反するカードを選んでいました。

当時はこの相反するような2つの価値観が共存していることを自分で説明ができませんでした。

しかし、本の中で「イヌのふりをしたネコ」がいるという記述から、学校教育から「秩序」を重んじて、自分の根から「変化」を重視していると解釈すると腑に落ちました。

これからの私の働き方は?

「ライオン」に憧れる節はありますが、私は「ネコ」のようです。そうすると「トラ」を目指した方が自分は楽しく仕事人生を歩めそうです。

「トラ」のようなカリスマ性を発揮できるか?と考えると、え・・・無理、と思いますが、自分のアイデアがそのままでは組織に受け入れなさそうだと予想すること、そして受け入れてもらうために何をするかを考え抜くことはやってみたいと思いました。

会社員という肩書きをいつまで維持し続けるかわかりませんが、自分にあってる働き方を自覚しておきたいです。


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