花き業界に携わる方々が、個々でもつ情報をより流通させたい。
こんにちは、花卉園芸業界のライターをしている岩田紫苑です。
2021年から始めた、花き業界に携わる方々へのインタビュー。3か月が経ち、少しずつですが、記事がたまってきてホクホクする日々を過ごしています。
そもそも、なぜ花き業界に携わる方へインタビューしようと思ったのか…?
もちろん、花と緑の企画会社に所属し、仕事として記事を納品しているから…という理由もありますが、
メインは、タイトルにもあるように、
花き業界に携わる方々が、個々でもつ情報をより流通させたいから。
このように考えた始めたきっかけは、2つあります。
きっかけ①BOTANIC 上甲さんのお話し
2020年参加したこちらのセミナー。
BOTANICの上甲さんによると、花き業界では、各セクター(生産者/卸売市場/お花屋さん)が個々で活動していることが多い、とのこと。
具体例を挙げると…生産者は自分のお花がどのように売られているのか、知らなかったり。丹精込めて育てたお花が、フラワーデザイナーによってどんな作品に仕上がっているのか知る機会がなかったり。
このような傾向にあるそうです。
逆を言えば、お花屋さんやフローリスト、フラワーデザイナーは、生産者がどんな想いを込めて、そのお花を育てているかの背景やストーリーを知る機会が少ない…とか。
つまり、生産者/卸売市場/お花屋さんにおける、双方向のコミュニケーション不足が指摘され、個々のもつ情報をもっと流通させる必要がある、と仰っていました。
きっかけ②マムの生産者 藤目健太さんのお話し
マムの生産者である藤目さんによると、多くの生産者がお花屋さんとの接点が少なく、自分が作ったお花がどう使われているのか、フィードバックが出来ていない、とのこと。
生産者は、作りやすい/日持ちがするなど、いわゆる生産性の高い品種をメインに作りたがる傾向にあり…これでは、情報が一方通行です、と仰っていました。
藤目さんは生産者でありながら、オンラインショップも開設。開設した理由として、お客様がどういうものが欲しいのか?ニーズや傾向を汲み取るため、と仰っていました。お客様を囲い込む、とか、そういうことではなく、消費者がどういう傾向のものが好きなのか、情報収集する手段の1つ。
情報を得られたら、逆にそれをお花屋さんに伝えていきたい、とも仰ってました。さらに、コミュニケーションの円滑化をはかるべく、youtubeなどのSNSを駆使している、とのことでした。
インタビュー記事を執筆する目的
そこで、考えました。花き業界の外にいる私ができることって何だ?と。
花への偏愛がとまらない(笑)一般消費者の私だからこそ、各セクターにアプローチしやすい立場にいるのでは?お話も聞きやすいのでは?
そう思うようになり、インタビュー記事を執筆することにしました。
もちろん、業界用語も多いし、毎回学ぶことが多く、インタビューに望む前は、膨大な下調べやインプットが必要ではあるけれど…
花が大好きなので、そのあたりは苦になりません。(笑)
花業界の各セクターに携わる方々はもちろん、花好きの消費者さんにも、記事を読んでもらい、花業界ってこんな世界なのか~と理解を深めてもらえたら嬉しいです。
さらに、お花の仕事に興味がある方や、学生さんの目に留まれば、なおのこと嬉しい。私の記事を読んで、花業界って面白そう!お花に関する仕事に就きたい!と思ってもらえたら…
花業界を盛り上げたい身として、こんなにも喜ばしいことはないはずだから!
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