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こよみ薬膳 #冬至 12/22〜1/5頃

夜が一番長くなり転じて光が増しはじめる頃。一陽来復。世界の他の地域でもこの日を祝う風習が多い。クリスマスとも関係あり。

ここから太陽の力が戻ってくるとはいえ、日の出の時刻はあと3週間ほどさらに遅くなり、神戸での日の出は一月末までは7時台。からだもこころも朝はエンジンがかかりにくい状態が続きます。

そこで取り入れたいのが柚子。冬至といえば柚子湯、湯船に浮かべるとからだを温め風邪をひかないといわれますが、柚子の香りはこの寒い時期に停滞しがちなエネルギーの循環やからだのはたらきを助けてくれます。

冬になると気持ちが落ち込みがちな方、調子が上がらない方はお目覚めに柚子をはじめとして香りの良いものを楽しんで。同時に消化の良い食事とたっぷりの睡眠でガソリンチャージもお忘れなく。せっかくエンジンかけてもガス欠になったら事故の元ですよ。

ただし、からだが冷える方は柑橘類は温める皮を使って冷やす実は控えめに。また体力気力が十分に満ちている人は過度に巡りを良くすると反対にムダ使いが過ぎて消耗してしまうので適度にどうぞ。

今日のお菓子、菓銘は「藪柑子(やぶこうじ)」。藪の中に自生して実の形がみかんに似ていることから。別名、十両。雪に映える赤い実をつける植物は南天にはじまり千両、万両といろいろありますが、その中でも背が低くささやかに実をつけるのでこの名で呼ばれるそう。雪を被ったクリスマスツリーにも見えますね。

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