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『家族との関係が悪くて』うつ病になっても実家に帰れない…


イントロダクション

こんにちは、紫苑(しおん)です。今回は、26歳の綾乃さん(仮名)の過酷な体験をお伝えします。
noteのヘッダーの女性の写真に気づきましたか?
綾乃さん本人が写真を提供してくれたんです。
しかも、このヘッダー画像そのものもデザインしてくれたんです。こんな、多彩で可愛い女性が、絶望のどん底に落とされてしまうなんて…。

綾乃さんは、テレビ局のADマネージャーとして忙しい日々を送っていました。上司からのパワハラ、給料の安さ、そして深夜まで続く過酷な残業…。そんな中で、彼女の心と体は次第に限界を迎えていきました。

ある日、綾乃さんは突然、立ち上がることもできなくなり、まるで体が鉛のように重くなったのです。心療内科で診断された結果は「うつ病」。彼女にとってそれは、一筋の希望も見えない暗闇に突き落とされる瞬間でした。

生活費もままならず、東京での生活を続けることが難しくなった綾乃さんは、実家の父親に連絡を取ることを決意します。「うつ病になった」と打ち明けると、期待していた「帰っておいで」という言葉ではなく、代わりに大量の米が送られてきました。

この時、綾乃さんは「もう実家には帰れない」と痛感します。実家に戻ることが心の支えになると思っていた彼女にとって、この事実は心をさらに打ち砕きました。そして、生活を支えるために、夜の仕事に身を投じることを決意します。

そんな綾乃さんが、口コミで私のスピリチュアル・セッションを知り、わらにもすがる思いで私のもとにやって来ました。彼女の心の痛みと、過酷な現実を乗り越えるために、私は彼女と共に歩むことを決意しました。

綾乃さんを救うために選んだ新たなアプローチ

綾乃さんが私の元にやって来た時、その目はどんよりとした疲れに覆われ、希望の光はどこにも見当たりませんでした。彼女のエネルギーフィールドを読み取ると、深い悲しみと絶望が渦巻いているのが分かりました。通常のセッションでは、彼女の深いトラウマに届かないと直感しました。そこで、私はこれまでに使ったことのない手法を試すことに決めたのです。

神聖幾何学を用いたエネルギーリセット

私がまず提案したのは、神聖幾何学を利用したエネルギーリセットです。神聖幾何学は、宇宙の真理やエネルギーを象徴する形であり、特定の図形を使うことでエネルギーの流れを整える力があるとされています。私は、綾乃さんに神聖幾何学の中でも特に浄化と再生を促す「フラワー・オブ・ライフ」の図形を使うことを提案しました。


「フラワー・オブ・ライフ」の図形

セッションは静かな空間で行われました。私は、神聖幾何学の図形を描いたシートを綾乃さんの前に置き、彼女にその中心を見つめるように指示しました。次に、図形のエネルギーが彼女の心と体に浸透するよう、ゆっくりと呼吸を整えるように促しました。

「この図形は、あなたの中にある混沌としたエネルギーを再編成し、整えてくれます。感じるままに、心を開いて受け入れてください。」

数分が経過すると、綾乃さんの体が微かに震え始め、深い呼吸が自然と出てくるようになりました。それは、彼女の体内で滞っていたエネルギーが解放され、再構築されていくサインでした。

ソウル・リトリーバルによる失われた魂の回復

神聖幾何学を用いたセッションが終わった後、私はさらに踏み込んだ「ソウル・リトリーバル」の手法を試みました。ソウル・リトリーバルは、心の傷やトラウマにより失われた魂の一部を取り戻す古代の技術です。この手法は、トラウマや心の傷によって失われた魂の一部を取り戻すことで、心と体のバランスを回復させる強力なスピリチュアルワークとなります。

私はまず、綾乃さんを深いトランス状態に導くために、シャーマンドラムをゆっくりと鳴らし始めました。この低く深いリズムは、魂の奥深くへとアクセスするための通路を開くために必要なエネルギーを呼び起こします。ドラムの振動が部屋全体に広がり、綾乃さんの意識が次第に高次の領域へとシフトしていきます。

「綾乃さん、今からあなたの中に隠れている魂の欠片を探しに行きます。心の奥底に眠る記憶の中を辿り、失われた自分を取り戻しましょう。」

私は、綾乃さんに意識を集中させ、魂の旅を始めるように促しました。彼女の呼吸が深まり、徐々に静かな集中が訪れる中、彼女の魂は時間と空間を超えた深層へと潜り込んでいきました。

「見えました。私は、暗い森の中にいます。そこに小さな私が座っています。泣いていて、ずっと誰かを待っているんです。」

綾乃さんが語り始めたその言葉には、失われた魂の叫びが感じられました。彼女が見つけたその「小さな自分」は、過去のトラウマにより心の深い部分に取り残され、見捨てられていた自分自身の欠片でした。

「あなたを見つけるのに時間がかかってごめんなさい。でも、もう大丈夫。これからは一緒に進んでいきましょう。」

綾乃さんは、心の中でその小さな自分を優しく抱きしめ、再び一つになる感覚を取り戻しました。これにより、彼女は自分の中にあった欠けた部分を取り戻し、再び全体としての自分自身を感じることができるようになったのです。

魂の癒しと再生を促す「クリスタルバス」

綾乃さんのセッションを締めくくるために、私は「クリスタルバス」という手法を用いることにしました。これは、特別に選ばれたクリスタルを水に浸し、そのエネルギーを通じて心身を浄化し、再生を促す方法です。

まず、私は浄化力の強いクリスタル、例えばアメジストやセレナイトを用意し、綾乃さんの前に置きました。次に、クリスタルを浸した清らかな水を大きなボウルに注ぎ、その水が月光に照らされるように配置しました。この水は、クリスタルのエネルギーを吸収し、綾乃さんの体内に滞っているネガティブなエネルギーを洗い流す力を持つのです。

「綾乃さん、この水に手を浸して、クリスタルのエネルギーがあなたの心と体に浸透していくのを感じてください。」

綾乃さんが両手を水に浸した瞬間、彼女の表情が徐々に和らいでいくのが見て取れました。クリスタルバスのエネルギーは、彼女の内側にある傷ついた部分を穏やかに癒し、再生のプロセスを加速させました。

「この水は、あなたの心の中の古い傷を癒し、新しい力を与えてくれます。これからは、過去の重荷を手放し、新たな道を進むことができるでしょう。」

セッションが終わると、綾乃さんは以前よりも明るい表情を見せ、深く息を吐き出しました。彼女の心と体が一体となり、再び前を向いて歩み出す準備が整った瞬間でした。

セッション後の変化

これらのセッションを通じて、綾乃さんは少しずつ自分自身を取り戻し始めました。失われたエネルギーと魂の一部を再び手に入れることで、彼女は再び人生と向き合う力を取り戻したのです。

「紫苑さん、本当にありがとうございました。私の中にこんな力が眠っていたなんて思いもしませんでした。」

彼女の目には、以前とは違う、力強い光が宿っていました。過酷な現実の中で自分を見失っていた綾乃さんが、再び自分自身を取り戻す瞬間に立ち会えたことは、私にとっても大きな喜びです。

綾乃さんのその後の人生

セッションを通じて、自分自身を取り戻した綾乃さんは、新たな人生のステップを踏み出しました。かつては夜の仕事で生計を立てていましたが、セッションを重ねる中で、心の中に新たな希望が芽生え、人生をより良くするための具体的なアクションを起こす決意をしました。

綾乃さんはスピリチュアルな探求を深める一方で、障がい者雇用制度を活用し、自分に合ったクリエイティブな仕事を見つけることができました。彼女が見つけたのは、デザイン会社でのパートタイムの仕事でした。ここでは、彼女の繊細な感性と芸術的なスキルを活かし、広告デザインやイラスト制作など、創造的なプロジェクトに携わることができました。

この仕事は、彼女にとって単なる収入源ではなく、自己表現の場となりました。綾乃さんは、自分が心から楽しめる仕事を見つけたことで、以前よりも充実した生活を送れるようになりました。彼女は、昼間はデザイン会社でクリエイティブな仕事をこなし、夜は絵画や詩作などの個人的な創作活動を楽しむという、理想的な生活リズムを手に入れたのです。

また、彼女はスピリチュアルな成長を続けるため、定期的に私のセッションを受けています。これにより、内なる平穏を維持しながら、過去のトラウマを完全に癒すことができました。綾乃さんは、かつての絶望から立ち上がり、自分自身を再発見し、新たな人生の意義を見出しました。

今では、彼女は自身の経験を活かして、同じように苦しむ人々をサポートする活動にも携わるようになっています。クリエイティブな仕事とスピリチュアルなサポートの両立により、綾乃さんは他者を癒す存在へと成長しました。彼女が歩んできた道のりは、同じように悩みを抱える人々にとって、希望と勇気の象徴となっています。


この物語が、内なる力を信じ、自分自身の人生を再構築しようとするすべての方々に、希望と新たな一歩を踏み出す勇気をもたらすことを心から願っています。

紫苑(しおん)

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