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満点の星空の日、呼吸が心地いいと思えるくらい冷たい風が吹く日がある。
そういう日は大体空気が澄んでいて、何億光年先の星でさえ見えているんじゃないのかな。とさえ思える。

つい最近感じた。春夏秋冬の中で、それぞれの季節にその季節らしい好きな風が吹く。

春は、桜並木の中でふく暖かい風と自分の為に散っていると錯覚してしまう程の大量の桜の花びらを全身で浴びるのが好きだ。

夏は、夜にふく生暖かい風が好き。誰かといても一人でいても毎年のように夏の短さ、時間の儚さを教えてくれる。

秋は、夕方にふく風が1番いい。学生の頃は強風すぎて嫌いだったけど、黄色いイチョウの葉が舞っていたり紅葉を連れてくるあの風が好き。

冬は夜に限られる。澄んだ星空と冷たい風が寒いはずなのにまだ外にいさせようとするあの感覚が愛しい。

あっという間に1年が過ぎていく。
春がまた来るために春までを繰り返す。

次に春が来た時、何が見えているだろう。
大きな希望かもしれない。
小さな幸せかもしれない。
それとも人生どん底の日々かも。

あっという間に1年が過ぎていく。
1年の間に自分にふいた何百もの向かい風が
次の1年には幾つかが追い風になりますように。

また好きな風を浴びるために生きよう。

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