世界は広がった。同時に閉じた。

SNSやネットが小学生の頃から存在していた世代としてはあまりピンと来なかった考えです。

この情報技術の発達がなかった時代は何をするにもとりあえずやってみるしかなかったはずです。
できることといえば周りの人に聞く程度で調べても簡単に結果が出てくることはありませんでした。

しかし現代は人の生活、考え、働き方、流行っているものなんでもこのスマホ一台あれば知ることができてしまいます。
このおかげで自分だけが抱えていた悩みや不安、孤立感などが同じ境遇の人を見つけることで和らいだ人々が多いと思います。
普及によりメリットは大きいです。

ですが
「すぐに結果がわかってしまうことで、自分で行動してみようという挑戦する姿勢が弱くなっているよね」
と大人の知り合いが話していました。

自分自身、気になったことがあれば調べて、やろうと思ったらまず時間やお金はどれくらいかかるのか、壁はあるのか、結果はいつ出るのか、最終的にどうなるのか、を見てしまい。
「あーこんな感じか」
と行動に移す前に辞めてしまうことが多いです。非常に。

何でもやってみなければわからないにも関わらずです。
自分と他人とでは感じ方が異なるし、毎回同じ状況になるかはわからないことが多いですよね。

昔の人はこれを予見し
「百聞は一見にしかず」
なんて言葉を残したんじゃないかと思うほどに。

なかなか痛いところを突かれましたが、ここで気づけて良かったです。

もちろんある程度のことは調べた方が不安や危険は減ります。

ですがやろうと思ったことの楽しみを奪うまではやりすぎです。

小さい頃のような何も知らないけれどなんか面白そうだからやってみよう、その精神を取り戻して充足した人生を歩みたいものです。

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