「安くします」は意外にもお得感が伝わりにくい

 気付けばまた半月空いてしまいました。先週がお陰様で仕事がたくさん入り、とても忙しかったです。
 今日はたまたま家に訪問営業できた人がいました。怪しいセールスマンではなく、おそらくきちんとした方です。業種は伏せておきますが。「安くしておきますよ」と言っていたので、一定額から何かしら割引されてお得になるのでしょう。しかし、私にはその業種の知識が皆無だったので、どのくらいが相場で、どのくらいお得になるのかが全くわからなかったのです。


相場がわからないと「安い」ということさえわからない

 みなさんはどんな時に「安い」と感じますか? 私は以下の時に「これは安い、お得だな」と感じます。

①同じ商品内で価格を比較し、より低価格で売っているお店を見つけた時
②価格以上の付加価値があると感じた時

 ①は一番身近で想像しやすい「安い」ですよね。コンビニだと220円のお菓子が、大型スーパーやドンキホーテで買うと150円で買える時とか「このお店安いなあ、今度からこっちで買おう」と思います。
 ②は①よりもその人の価値観や目的によって高い安いの感覚が変わるのが特徴です。1泊7,000円でアクセスが良く、フロントとコンビニが直結していて、銭湯とも連携しており、アメニティも充実していてビジネスホテルがあるとします。ただ泊まりたいだけの人にとっては「余計なものはいらないからもう少し安くならないものか」と思うかも知れません。その一方で、好きなライブやスポーツ観戦等の遠征で利用する人は、ちょっと特別なお泊り感が味わえるので嬉しかったりもします。
 デザイン代で安いなと思う時は②の要素が強いんじゃないかなと思います。


料金説明をもっとわかりやすくしようと思った

 うちはいわゆる「格安料金」を設定していません。勝負する要素として「金額」を最重要ポイントにしていないからというのもあります。金額面だけ見ると「こういう金額でやってくれる事務所もあるんだけど、そこより高くない……?」と思ってしまうこともあるかもしれません。
 今日「安くします」と言われてもピンとこなかったのは非常に良い経験だったと思います。今日の経験を活かして「この金額にはこういった数々の工程が最初から含まれているからなんですよ、そう考えると様々なアフターサービスがあるのでお得なんですよ」というのを、お客さんにもっともっとわかりやすく説明できるようになりたいなと思いました。
 今日とか書いていたら日付が変わって昨日の出来事になっていました。

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