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作詞・入門講座 2-4.2 (SK2-4.2)。  ②「作詞」について。 「ドラマ(物語)」と「起承転結」

目次(表紙)

(つづき)

また、「1番」と「2番」の、「全体」の話しの流れも大切です。
「1番」が「序盤(中盤)」であれば、
「2番」は「(中盤)終盤」です。
ただし、「時系列」が、一方向とは限りません。

「1番」が「過去(回想)」。 
「2番」が「今」。 の場合もありますが、

「1番」が「今」。 
「2番」が「過去(回想)」。 の場合もあります。

その他、「1番」と「2番」とでは、「対比・変化」させる場合が普通です。
「1番」が「序盤」。 
「2番」は「終盤」も、いわば「対比・変化」ですし、

・「1番」が「朝」。     「2番」は「夜」。
・「1番」が「出会い(幸せ)」。 「2番」は「別れ(哀しみ)」。
・「1番」が「花が満開(幸せ)」。 「2番」は「花が散る(哀しみ)」。
・「1番」が「存在する(得る)」。 「2番」は「存在しない(失う)」。

これは、切りがありませんが、とにかく、
「1番」と「2番」はなんらかの形で、「対比・変化」させます。
以上が、「作詞」の大まかな流れです。 
「全体」では、次のようになります。

      「1番」(場面1)

Aメロ = 「起」 = 導入。 話しの導入。状況・背景の説明や描写など。
A'メロ = 「承」 = 導入。 「起」の延長。 さらに、詳しく描写。
Bメロ = 「転」 = 転換。 問題提起。心境。気持ち。きっかけなど。
Cメロ = 「結」 = 結末。 答え。結論。言いたい事。メッセージなど。

      「2番」(場面2)

Aメロ = 「起」 = 導入。 話しの導入。状況・背景の説明や描写など。
A'メロ = 「承」 = 導入。 「起」の延長。 さらに、詳しく描写。
Bメロ = 「転」 = 転換。 問題提起。心境。気持ち。きっかけなど。
Cメロ = 「結」 = 結末。 答え。結論。言いたい事。メッセージなど。

もちろん、これは、雛形の一例ですので、実際の歌では、いろいろ変化。応用があります。