メモ;肥満・肥満症の要因

◇食生活
1)エネルギー摂取量の過多は体重増加をきたす(低エネルギー食は体重減少をきたす)
2)糖質摂取割合が多いことは肥満と関連する(低炭水化物食は低脂肪食に比し、1年後の体重減少をきたしやすい)
3)タンパク質摂取割合が小さい事は、肥満と関連する(高蛋白質摂取は、低蛋白質摂取に比し、6カ月後の体重減少、長期の体重減少維持をきたしやすい)
4)早食いはエネルギー摂取量とは独立して肥満と関連する(満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまう。また、血糖や高インスリン血症を介して脂肪蓄積を促す可能性がある)
5)脂質の長期的な制限が体重増加の抑制に有効であるとは言い切れない
6)食べ物として、肥満を抑制する可能性が示唆されているものは、全粒穀類、食物繊維、乳製品、カフェイン
7)肥満のリスクを高めるものは、砂糖入り甘味飲料水、低カロリー甘味料などが上がる
8)ナッツ類;体重への影響はないと推測される
9)食物繊維や野菜、果物を多く含む食事パターンや、オリーブ油、赤ワインを取り入れ、赤身肉の摂取が少ない地中海式食事パターンは、肉類及び高脂肪食に代表される西洋型食事パターンに比し一般に肥満と負の関連を示す。
10)朝食を抜くことは、空腹感を増強させることにより、過食をもたらす可能性がある。また、朝食欠食後の食事では食後インスリン値が有意に高く、長期的な体重増加を説明する一要因かもしれない

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