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終焉の始まり

一昨日、誕生日を迎えました。
一昨日は日吉のヴィヴォの家で、「エドワード・バッチ 魂の植物読書会」と「ゲーテ的自然認識の中での植物」の講座があり、観察と思考の一日でした。

そんな誕生日に心に残った言葉は「終焉の始まり」です。
ゲーテの講座では、花の世界がテーマ、ガクとつぼみを観察しました。無限に歩を進めて生長を続ける植物がそれをやめたときに現れるガクとつぼみ。それは終焉の始まりとも言えます。

つぼみには、未来の花びらが隙間なく包まれている。
その深奥には、眠っている太陽の星を包み込んでいる。
そして地球の自然は、花のつぼみの中で未来を待ち焦がれながら内に向かって太陽の力を深く吸い込んでいる。
それは天からの新たな贈り物を迎え入れるために。

何回目かの年女の誕生日、お祝いの赤に近いピンクの花束をいただきながら、私は私の終焉に向けてやるべきことを静かに確かにやっていこうと、その始まりを嬉しく思っています。

お誕生日おめでとう。
志緒は三時半に生まれました。
ベッドに横になると外は夜明けで、
雀が鳴き始めていました。
鮮明な思い出です。

素適な春の朝に、私を産んでくれてありがとう。
母からもらった最後のバースデーメッセージにはいつもそう答えています。
私の誕生日は、父と母が親になった日なので、いただいたピンクのお花を父と母にも飾りました。

みなさん、今日も明日も、ずっといい一日を!

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